芸能活動
苦肉の策で年齢詐称
陸上から引退した和田正人は、2004年に開催された「第1回D-BOYSオーディション」に参加。同オーディションで特別賞を受賞し、D-BOYSに加入し芸能界入りを果たした。[出典6]
なお、和田が芸能界入りを果たしたのは25歳の頃。しかし、年齢制限があり芸能プロダクションに入る事は中々難しかったという。
そのため、「年齢を詐称して履歴書を送る」ことを思いつき、22歳と偽りオーディションに参加。芸能界入りを果たした後、1年程は事務所に黙って活動を続けていた。しかし、ネットの箱根駅伝などの記事から年齢詐称がバレてしまい、事務所から怒られたそう。
さらに和田の年齢詐称が発覚した翌年から、事務所のオーディション合格者にはIDチェックが必須になったという。[出典7]
名脇役として様々な作品に出演
和田正人はデビュー後、深夜に放送された特撮ドラマ『非公認戦隊アキバレンジャー』(TOKYO MX)の主演や、朝の連続テレビ小説『ごちそうさん』(NHK)で主人公の幼なじみ・泉源太役で朝ドラ初出演などを果たしている。
その後も、『ルーズヴェルト・ゲーム』(TBS)や『地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子』(日本テレビ)、大河ドラマ『おんな城主 直虎』(NHK)などの話題作に出演。[出典6][出典7]
その他にも多数の映画やドラマに出演し、「平成26年度文化庁芸術祭」演劇部門で新人賞を受賞している。[出典5]
陸上経験が生きた話題作
和田正人は、2017年放送のドラマ『陸王』(TBS)にも出演。
昔ながらの足袋を作る足袋家の4代目・宮沢紘一(役所広司)が、マラソンシューズ作りに挑む姿を描いた作品。
和田は本作で、宮沢が製作したマラソンシューズ「陸王」を履いてレースに挑む実業団チームの1人・平瀬孝夫を演じている。
第6話で描かれた「ニューイヤー駅伝」を最後に現役引退を決意している平瀬は、自身の限界を感じての引退。また、怪我が多いなどといった部分が和田の現役時代と共通しており、細かな部分の苦悩まで共感できたという。[出典9]
出演作品(映画・ドラマ)
司馬遼太郎の名作を映像化!映画『関ヶ原』
和田正人は、2017年公開の映画『関ヶ原』に出演。主演はアイドルグループ「V6」の岡田准一。
本作は、作家・司馬遼太郎の人気同名小説が原作。幼い頃、豊臣秀吉(滝藤賢一)からその才能を認められた石田三成(岡田准一)。秀吉に忠誠を誓ってはいるが、正義のためではなく利害で天下を治める姿に疑問を抱く。一方天下取りの野望を抱く徳川家康は武将を懐へ収めていた。1598年、元々体調を崩していた秀吉が死去。2年後、秀吉の跡を継ぎ毛利輝元(橋本じゅん)を総大将に据えた三成の西軍と、家康率いる東軍が関ヶ原の戦いへと突入していく。[出典10]
和田は本作で、東軍の武将・黒田長政を演じている。[出典11]
人気すぎてスピンオフも制作!ドラマ『地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子』
和田正人は、2016年放送のドラマ『地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子』(日本テレビ)に出演。主演は石原さとみ。
本作は、校閲という馴染みのない仕事がテーマ。おしゃれが大好きでファッション誌編集者を志し、出版社へ入社した河野悦子(石原さとみ)。しかし、配属されたのは地味な仕事である校閲部だった。希望の部署に配属されなかった悦子だが、校閲部でも猪突猛進に仕事をこなし、作家へ会いに行ったり取材現場へ乗り込んだりと破天荒は振る舞いを見せる…。[出典12]
和田は本作で、悦子の同僚であり、少々オネエっぽい米岡光男を演じている。和田が演じた光男は好評であり、1話放送されるごとにSNSのフォロワーが4〜500人ずつ増えて行ったという。[出典13]
1979年8月25日生まれ、高知県出身。主な出演作はBS朝日『非公認戦隊アキバレンジャー』、BSテレ東『やじ×きた 元祖・東海道中膝栗毛』、NHK『信長のスマホ』『幕末相棒伝』『いだてん〜東京オリムピック噺〜』、日本テレビ『シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う。』、WOWOW『パレートの誤算 〜ケースワーカー殺人事件』、邦画『THE LEGEND&BUTTERFLY』『空母いぶき』『Fukushima50』、フジテレビ『教場』『教場II』など他多数。
出典:タレントデータバンク