映画『GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊』やアニメ『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』(日本テレビ系他)などの攻殻機動隊シリーズにて、大塚明夫はバトー役を演じている。[出典11][出典12]
舞台俳優出身にも関わらず、芝居をやっても「声優」として評価されることに葛藤していた時期があったという大塚明夫。[出典13]
1995年に初めてバトーを演じ、吹っ切れるきっかけになったと語っている。[出典13]
大塚は、攻殻機動隊の複雑な世界観の中でバトーという人物を作りこむ事は容易ではなく、
作品にとって何がベストかを常に考え、一歩でも近づけるのが僕らの職人仕事。[出典13]
と話す。[出典13]
そして、監督たちと何度も議論してシナリオを読み込む事で、自身が演じるバトーと他のキャラクターとの関係を考えることが面白くなっていったと説明。[出典13]
作品全体を考えた結果、役を演じること自体が楽しく感じるきっかけになったと語っている。[出典13]
ハリウッド実写版の『攻殻機動隊』でも吹き替えを担当
アニメ『攻殻機動隊』のハリウッド実写版である映画『ゴースト・イン・ザ・シェル』が、2017年4月7日に公開される。その吹き替えでは、大塚明夫がバトー役を担当。[出典14]
その他にも草薙素子役に田中敦子、トグサ役に山寺宏一とアニメ版と同じ配役で吹き替えを担当することになった。[出典14]
今回のキャスティングに対して大塚は、
久しぶりにメンバーと集まって、こんなに楽しいことはない、もっとやりたいと思いました。[出典14]
とコメント。作品に対しても
制作の方々の、原作やアニメ版に対してのリスペクトが伝わってきて、嬉しかったです。[出典14]
と述べている。[出典14]
俳優として主演ドラマも
2016年4月から放送されたドラマ『真夜中の百貨店~シークレット・ルームへようこそ~』(BSジャパン)で、大塚明夫は実写ドラマ初主演を飾った。[出典15]
このドラマは三越伊勢丹と共同で企画されたヒューマンドラマ。舞台は歴史ある百貨店で、大塚明夫は百貨店に住む謎の精霊役であり、伝説のコンシェルジュとして登場する。[出典15]
都内で開かれた取材会では
(映像作品の)主演という形でやるのは初めてだし、めったにないこと。誠心誠意、頑張って演じさせていただきたい[出典15]
とコメントを残している。[出典15]
またドラマ主演と声優業の違いに関して、プレッシャーを感じつつも、戦っていることを楽しんでいると語っている。[出典15]
同年10月11日からシーズン2が放送開始。前シリーズで共演していた渋谷謙人と堀有里はシーズン1の26話で卒業となり、
共演の渋谷君と堀さんには長ぜりふで助けていただくなど、フォローしていただきましてありがとうございました。[出典16]
と二人に感謝のコメントを述べていた。[出典16]
▼ドラマで共演した堀有里
https://twitter.com/_horiyuri/status/727641449227919360
今作で、大塚明夫は1年間に渡り主演を務めた。[出典17]
2017年3月21日の最終回を迎えるにあたって大塚明夫は、長きにわたり主演を務めて、今後の人生で大きな力になると信じていると語っていた。[出典17]
東京都出身。アニメ、外画の吹き替え、ゲーム、舞台などで活躍する。主な出演作品は、アニメ『BLEACH』『ケロロ軍曹』『サイボーグ009』『ムーミン』、外画『デスペラード』『死の標的』『オーロラの彼方へ』『クリムゾンタイド』『コレリー大尉のマンドリン』『ナショナル・トレジャー』『風と共に去りぬ』『北京バイオリン』、ゲーム『メタルギアソリッド』『ポポロクロイス物語』、CM『エーザイ セルベール胃整錠』『サッポロ 凄味』、ナレーション『日曜洋画劇場番宣』、舞台『桜の花にだまされて』『リチャード三世』『カッコウの巣の上を』など。特技は牽引免許、空手、茨城方面なまり。
出典:タレントデータバンク