2021年9月8日更新
どんな人?
- 戸田恵子(とだけいこ)は、日本で活動する役者・声優。愛知県名古屋市出身の1957年9月12日生まれ。ルックアップ所属。
- 小学校の頃から子役として活動し、16歳の時に上京。アイドル歌手として芸能界デビューするが、全く売れなかった。
- 1977年に「劇団薔薇座」に所属し、舞台役者として活躍。数々の賞を受賞している。
- 1979年に声優としてもデビューし、アニメ『機動戦士ガンダム』のマチルダ役で大きな注目を集めた。
- 役者としては、1994年に本格デビューを果たし、ドラマ『ショムニ』(フジテレビ)や『ちゅらさん』(NHK)などに出演している。
▼戸田恵子(右)
https://twitter.com/toda_otokuri/status/1233894804171427840?s=20
生い立ち
戸田恵子は、愛知県名古屋市出身の1957年09月12日生まれ。現在の年齢は64歳。身長154cm。ルックアップ所属。[出典1][出典2]
好奇心旺盛だった子供時代
戸田恵子の両親は、子供の頃に離婚しており、戸田は母親に引き取られた。[出典3]
母親は忙しく働いていたが、好奇心旺盛な戸田に沢山の習い事をさせてくれたという。
ピアノや茶道、華道、詩吟、剣舞、クラシックバレエなど、学校から帰ったら何かしらの習い事に行っている忙しい子供だったそう。[出典4]
小学生時代のテレビ出演
戸田恵子は、NHK名古屋放送児童劇団に小学5年生から在籍し、1969年に放送されたドラマ『中学生群像』(NHK)で子役デビューしている。[出典1]
また、子供の頃から歌が好きだった戸田。小学生の時に歌番組『日清ちびっこのどじまん』(フジテレビ)に出演し、東海地区のチャンピオンになったことがある。
その番組への出演がきっかけでプロデューサーにスカウトされ、15歳の時に単身上京した。[出典4]
芸能活動
歌手としてデビュー
戸田恵子は上京した翌年の1974年に「あゆ朱美」という芸名で、アイドル演歌歌手としてデビュー。[出典1]
4年の間に4枚のレコードを発売したが全く売れなかったそう。
歌手としては鳴かず飛ばずだったが、バラエティ番組のコントに出演する機会が多かったという。[出典4]
劇団「薔薇座」の看板女優に
歌手として売れないことを悩んでいた時期に、演出家の野沢那智に誘われて、劇団「薔薇座」に入団した戸田恵子。[出典5]
劇団で本格的に演技を学び始め、演劇の楽しさに一気にのめり込んだという。[出典4]
主演した舞台『スイート・チャリティ』では芸術祭賞演劇部門賞を受賞するなど、1989年に劇団「薔薇座」を退団するまで看板女優として活躍した。[出典1]
声優として人気キャラクターを担当
戸田恵子が声優の仕事を始めたのは、野沢那智に誘われたのがきっかけだそう。
当初は、声優の仕事に興味があったというわけではなく、アルバイト感覚だったという。[出典6]
1979年にアニメ『機動戦士ガンダム』のマチルダ・アジャン役で本格的に声優としての活動をスタートした。[出典1]
以降、アニメ『それいけ!アンパンマン』シリーズのアンパンマン役や、アニメ『ゲゲゲの鬼太郎』の鬼太郎役、アニメ『きかんしゃトーマス』のトーマス役、アニメ映画『トイ・ストーリー』のボー・ピープ役など、人気キャラクターを多数担当。[出典1][出典2]
また、洋画の吹き替えも手掛けており、ジュリア・ロバーツやジョディ・フォスター、ビビアン・リーの声優としても知られている。[出典1]
テレビドラマで注目される
戸田恵子は、39歳のときにドラマ『総理と呼ばないで』(フジテレビ)で連続ドラマに初出演。[出典5]
1998年には、ドラマ『ショムニ』(フジテレビ)に出演し、全国的に名前を知られているようになった。[出典8]
その後は、ドラマ『お水の花道』(フジテレビ)やドラマ『バンビ~ノ!』(日本テレビ)、ドラマ『僕らは奇跡でできている』(フジテレビ)など、話題の連続ドラマに多数出演。[出典2]
存在感のある演技が評価されており、名脇役としての地位を築いている。[出典7]
また、連続テレビ小説『ちゅらさん』(NHK)に出演して以来、連続テレビ小説『純情きらり』(NHK)、連続テレビ小説『まれ』(NHK)、連続テレビ小説『なつぞら』(NHK)など、朝ドラ出演も多い。[出典2]
映画での活躍
戸田恵子は1997年に公開された三谷幸喜監督の映画『ラヂオの時間』で、日本アカデミー賞優秀助演女優賞を受賞している。[出典9]
その後も、映画『みんなのいえ』や映画『THE 有頂天ホテル』、映画『ザ・マジックアワー』、映画『ステキな金縛り』に出演するなど、三谷作品に欠かせない女優として知られている。[出典2]
2020年には映画『グッドバイ 嘘からはじまる人生喜劇』に出演。
戸田は、道端で占いをしている易者役を好演した。[出典10]
人物
- 戸田恵子の特技は、歌・ダンス・茶道・華道・名古屋弁。[出典1]
- ニックネームは「グリコ」。[出典2]
- 脚本家の三谷幸喜は、戸田が劇団「薔薇座」に所属していた頃からのファン。[出典5]
- 恵子という名前は、父親が女優の淡路恵子のファンだったことから名付けられた。[出典11]
- 趣味は舞台観劇。海外でミュージカルを観劇することも多い。[出典13]
- 共演経験のある女優の杏とは、プライベートでも親しくしている。[出典12]
- 声優の三ツ矢雄二のことは「おば」と呼んでいる。ほぼ毎年、2人でニューヨーク旅行をするくらい仲が良い。[出典14]
- 自炊はせず、食事はほぼ外食だという。栄養が偏らないように必ず野菜を食べるように心がけている。
- お笑い芸人・ロバートの馬場裕之から、ぬか床を分けてもらい、ぬか漬けを作っている。[出典15]
- 青汁や酵素を飲むのが美を保つ秘訣だと語っている。[出典16]
結婚・離婚
戸田恵子は、声優の池田秀一とアニメ『機動戦士ガンダム』で共演したのがきっかけで結婚したが、短期間で離婚。
離婚の理由は、「ジオン軍と連邦軍だから」と冗談交じりに語っている。[出典17]
その後、俳優の井上純一と再婚したが、こちらもすでに離婚している。[出典18]
公式SNS・ブログ
ブログ
出演
1977年、劇団薔薇座に入団し看板女優として多くの舞台に出演。1989年まで在籍。1979年からは『機動戦士ガンダム』などで声優としても活躍、日本テレビ『アンパンマン』ではアンパンマンの声を担当。また、ヴィヴィアン・リー、シガニー・ウィバー、ジュリア・ロバーツ、ジュディ・フォスターなどの吹き替えを担当している。1997年、映画『ラヂオの時間』で日本アカデミー賞助演女優賞受賞。フジテレビ『総理と呼ばないで』などにも出演し、映画・テレビドラマでも演技派女優としての地位を不動のものとする。2004年~2005年に出演した舞台『なにわバタフライ』『歌わせたい男たち』の演技に対して、朝日舞台芸術賞・秋元松代賞、読売演劇大賞女優賞を受賞。
出典:タレントデータバンク