2023年8月22日更新
- 2012年発売 アルバム『夢見る宇宙』の「人魚 -mermaid-」
- 2014年発売 アルバム『或いはアナーキー』の「SURVIVAL DANCE」
などが代表的である。
▼アルバム『或いはアナーキー』TOUR DVDダイジェスト映像
0:09〜星野英彦作曲の「SURVIVAL DANCE」が聴ける
星野英彦の音楽活動③:ソロ活動「dropz」
星野英彦は「dropz(ドロップス)」というユニット名で2007年頃ソロ活動を行っている。2004年より準備を行い、2007年4月4日にアルバム「SWEET OBLIVION」をリリースした。
ボーカルはケリー・アリ−
2004年当時は今井寿がバンド・Lucyとして活動したり、櫻井敦司がソロでアルバム、シングルを発表するなど、各メンバーのソロ活動が活発でもあった年。
この年、星野英彦自身は表立った活動をしていない。しかし何もしていなかったわけではなく、この年以前からイギリスのバンド・スニーカー・ピンプスの女性ボーカリストであったケリー・アリーをボーカリストとして想定したデモテープを制作していた。ケリー以外にボーカルはありえない、とばかりに頑としてイメージを膨らませ、彼女とのコンタクトを取ることを決意し、2005年には動き出した。
エレクトロ担当はCUBE JUICE
プログラミング・エレクトロは独特のスタイリッシュな哀愁と最先端エレクトロが際立つCUBE JUICEが担当。
全曲東京でレコーディング
こうして3人がdropzとしてユニットを組むことになる。2006年、歌入れ含め全てのレコーディングが東京で行われ、2007年4月4日にアルバムをリリースするに至った。ケリーは作詞・ヴォーカル、星野英彦が作曲・ギター・プログラミング、CUBE JUICEがベーシックトラック・エレクトロニクを担当している。[出典11]
同アルバム内の楽曲「To watch me crawl」のプロモーションビデオはdownyの映像担当メンバーである柘榴が制作。[出典7]
星野英彦の音楽活動④:ライブでの様子
近年のライブ活動
およそ2年に1度の定期的なライブツアーと恒例の年末武道館
BUCK-TICKは2000年以降はおよそ2年に一度のペースでアルバムをコンスタントには発表し、同時にライブツアーも実施している(アルバム発売がない年もライブは実施)。
2016年はアルバム『アトム未来派No.9』を引っさげたライブツアーを行い、2017年4月にはライブDVD・Blu-rayも発売。
また、BUCK-TICKは12月29日に日本武道館でライブを行うのも恒例となっている。12月29日という日付に特段のこだわりがある訳ではなく、イベント会社側で日付が押さえられるのが毎年12月29日であるためだ。
12年周期になっているライブ『Climax Together』
1992年、2004年、そして2016年と、12年周期 それもいずれも9月11日に横浜アリーナで行われているライブが『Climax Together』だ。
メンバーいわく12年周期であることに特別に意味は無いと語っているが、24年前も、12年前も、同じ日に同じメンバーを同じ場所で観ることを実現したライブ『Climax Together』はファンの間でも特別なものになっている。
1992年 『Climax Together』
- 1992年9月11日に行われたBUCK-TICKのライブ『Climax Together』はビデオシューティングのためだけに横浜アリーナで行われた特別なライブである。
アリーナを横使いにした前代未聞のステージ設営で話題を集めたこのライブだが、1曲目は巨大カーテンに5人のメンバーのシルエットを映しながら演奏された、星野英彦制作の「JUPITER」であった。[出典12]
2004年 『悪魔とフロイト-Devil and Freud- Climax Together』
- メンバーのソロ活動が目立ったこの年も、12年前と同じく9月11日に行われた。この時は観客を入れた一般的なライブ形式で実施されている。
櫻井敦司の呼びかけで、当時3年前に発生したアメリカ同時多発テロにより犠牲となった死者へ祈りを捧げた。終演後スクリーンには「すべての亡骸に花を すべての命に歌を」という言葉が映し出されたのも話題を呼ぶ。
1992年のライブ時に1曲目であった「JUPITER」は、この日のセットリストでは本編最後に演奏された。[出典13]
▼2016年、表参道TOWER RECORDS CAFEでは過去のライブ映像の上映が行われた。感動のメッセージが投影されたシーンがこちら!
https://twitter.com/TRC_Omotesando/status/780409315853160450
- そして3回目となるClimax Togetherは更に特別な演出が施された。2004年当時はまだ多用されていなかったLEDスクリーンをステージいっぱいの特大サイズで使用。また、観客席の頭上にはいくつものシャンデリアが下がり、今までにないライブ空間が作り上げられたのであった。
なお、このシャンデリアのパーツはその後ピアスなどのアクセサリーに姿を変えて販売され、収益金の一部は同年3月に発生した熊本地震の災害募金に寄付された。
Climax Togetherを象徴付ける1曲である星野英彦制作の楽曲「JUPITER」はアンコール1曲目で演奏された。[出典14]
ステージから転落=イリュージョン!?
2003年のBUCK-TICKライブツアー『Tour Here we go again!』のZepp Sendai公演でのこと。「極東より愛を込めて」を演奏中に、星野英彦がステージから誤って落下したのである。幸い大事には至らなかったが、このことについてはメンバーもこう語っている。
- 「(落ちた時、)今までに見たことのない顔をしていた」(樋口豊)
- 「背中がスッゴイ痛かったけど、恥ずかしさのほうが勝ってそれどころじゃなかったらしい」(今井寿談)[出典10]