2021年4月12日更新

出典:タレントデータバンク
どんな人?
- 村田雄浩(むらたたけひろ)は、日本で活動する役者。東京都出身の1960年3月18日生まれ。バイ・ザ・ウェイ所属。
- 高校在学中に「劇団ひまわり」に入団。エキストラなどを経て、1979年公開の映画『思えば遠くに来たもんだ』で役者デビューを果した。
- 1992年公開の映画『ミンボーの女』、『おこげ』の演技が脚光を浴び、「キネマ旬報賞」、「毎日映画コンクール」、「報知映画賞」などの助演男優賞を数々受賞している。
- 私生活では、2006年に20歳年下の役者・村田映里佳と結婚した。
▼村田雄浩
生い立ち
村田雄浩は、東京都出身の1960年3月18日生まれ。現在年齢は62歳。バイ・ザ・ウェイ所属。[出典1]
映画好きの父のもとに生まれた
村田雄浩は東京都で生まれ、小学5年生からは埼玉県越谷市で育った。[出典2]
父が映画好きで、休日は映画鑑賞かキャッチボールをして過ごしたそう。[出典3]
「映画を観る機会が多くあったおかげで、映画に携わる仕事がしたいと思うようになった」と語っている。[出典3]
高校時代は?
村田雄浩は、1975年から1977年の間、埼玉県立三郷高等学校へ通った。[出典2]
設立したばかりの高校へ、第1期生として入学。初代生徒会長も務めた。[出典2] [出典3]
高校時代は、好きなことができる環境だったおかげで、ラグビーをしたり自主映画を作ったりして過ごしたそう。[出典3]
部活はラグビー部に所属。[出典3]
1977年には劇団「ひまわり」にも入団している。[出典4]
芸能活動
19歳で俳優デビュー
村田雄浩は、1979年の映画『思えば遠くへ来たもんだ』の柔道部員役で俳優デビューした。19歳であった。[出典4] [出典5] [出典6]
撮影時間の前後に土木作業員やゲームセンターでのアルバイトをしながら、生活を送ったそう。[出典6]
1980年には、山田洋次監督の映画『男はつらいよ 寅次郎かもめ歌』に出演し、伊藤蘭演じるすみれの恋人・菊地貞男役を演じている。[出典4] [出典7]
1983年には、劇団「アクターズ・スリル&チャンス」を立ち上げ、舞台での活動も始めた。[出典4]
1985年は、連続テレビ小説『澪つくし』(NHK)に出演。醤油醸造「入兆」の職人・小浜敬助役を演じている。小浜敬助は、桜田淳子演じる「入兆」の長女・律子と結婚する役どころでもあった。[出典8]
1991年には、スタンリー・キューブリック監督の映画『フルメタル・ジャケット』の吹き替え版で、レナード役の吹き替え版キャストを担当している。[出典9] [出典10]
本作は原田眞人翻訳・演出で製作され、水曜ロードショーで放送予定だったが、放送直前に別の映画に差し替えられたため、地上波での放送はなかった。2017年に、DVDが発売されている。 [出典10]
演技派俳優として脚光を浴びる
村田雄浩は、1992年に伊丹十三監督の映画『ミンボーの女』で、ベルボーイの若杉役で出演した。[出典6]
同年は、中島丈博監督の映画『おこげ』で、同性しか愛せないことを秘密にして生きる男性・剛役を演じている。[出典6]
本作での演技が評価され、「キネマ旬報賞」「報知映画賞」「毎日映画コンクール」などにおいて助演男優賞を受賞。演技派俳優として一躍有名となった。[出典4]
インタビューで、「この頃から定期的に仕事のオファーが来るようになった」と明かしている。[出典6]
1995年は、大林宣彦監督の新・尾道3部作の第2作となった映画『あした』に出演。[出典11]
1999年には、映画『ゴジラ2000 MILLENNIUM』で主演も務めた。[出典4]
2001年は、連続テレビ小説『ちゅらさん』(NHK)に出演。[出典12]
2007年に出演した舞台『風の盆ながれ唄』では、「文化庁芸術祭」優秀賞を受賞している。[出典4]
2019年には、ドラマ『ノーサイドゲーム』(TBS)に出演。[出典13] [出典14]
2020年には、大河ドラマ『麒麟がくる』(NHK)で、美濃三人衆とされる斎藤道三の家臣・稲葉良通役を演じた。[出典15]
2021年は、野村萬斎演出の舞台『子午線の祀り』に出演している。 [出典16]
人物
- 特技は乗馬とボーリング。特にボウリングはパーフェクトゲームを達成するほどの腕前である。[出典5] [出典6]
- 2006年に女優の村田映里佳(当時は中江里香)と結婚した。娘も誕生している。[出典6] [出典17] [出典18]
- 自宅では炒めものや、カレーなどを作ることもあるそう。[出典6]
- インタビューで「芝居で一番大切なことは?」と問われ「諦めずに続ける努力ができるかどうかである」と答えている。[出典3]
- 夫婦でボーリングをしており、娘には2歳からボールを触らせ始めたそう。[出典6]
- 好きな俳優は、勝新太郎。[出典3]
- インタビューで「作品を作るうえで裏方に求めるものは?」と問われ、「演技に集中するための安心感である」と語っている。[出典3]
- 小学5年の時、母から自身の集団疎開の体験を記した2冊のノートを渡されている。母は「女性や子供まで巻き込んでしまった戦争をどう思うか?」と言いたかったのだろうと感じたそう。[出典19]
- 2016年5月に父が83歳で亡くなっている。[出典20]
- 平成30年には埼玉県三郷市のPR大使に就任した。[出典2]
出典
- 『村田雄浩』(バイ・ザ・ウェイ)
- 『【INTERVIEW】俳優 村田雄浩 TAKEHIRO MURATA』(マイ広報紙)
- 『いきいきライフ 俳優 村田雄浩』(マイ広報紙)
- 『村田雄浩』(KINENOTE)
- 『村田雄浩』(ORICON NEWS)
- 『村田雄浩、俳優人生の転機は1992年。男性同士の恋愛物語、当時の映画館がみせた反応』(テレ朝ポスト)
- 『男はつらいよ 寅次郎かもめ歌』(CINEMA CLASSICS)
- 『村田雄浩』(NHK人物録)
- 『フルメタル・ジャケット』(映画.com)
- 『フルメタル・ジャケット』(吹替の力)
- 『あした』(映画.com)
- 『ちゅらさん』(ザ・テレビジョン)
- 『ノーサイド・ゲーム お知らせ』(TBS番組表)
- 『ノーサイド・ゲーム キャスト&スタッフ』(TBS番組表)
- 『《2020年大河ドラマ》“戦国武将&戦国の華”出演者発表』(NHK)
- 『野村萬斎「この公演で、皆さんの演劇ライフを復活させられたら」~『子午線の祀り』が開幕 舞台写真&初日コメントが到着』(SPICE)
- 『キャリア36年の名脇役「村田雄浩」が妻の実母と絶縁7年の確執』(デイリー新潮)
- 『「村田映里佳」に関連する情報』(価格.com)
- 『演劇「長い墓標の列」村田雄浩 朝日新聞インタビュー記事のご紹介-思想弾圧と戦った「武士」-』(DRAMA 新国立劇場 演劇)
- 『村田雄浩、沈痛…83歳実父逝く 所属事務所「亡くなったのは事実」』(産経ニュース)
1979年、『思えば遠くへ来たもんだ』で映画デビュー。映画『虎次郎かもめ歌』、テレビ『青が散る』『澪つくし』『翔ぶが如く』を経て、92年伊丹十三監督『ミンボーの女』、中島丈博監督の 『おこげ』により、日本アカデミー賞他数々の映画賞を受賞。その後、映画『マルタイの女』『ゴジラ2000ミレニアム』『釣りバカ日誌イレブン』『助太刀屋助六』『壬生義士伝』『22才の別れ』『この空の花』、テレビNHK『炎立つ』『ちゅらさん』『ハルとナツ』、日本テレビ『女検事霞夕子シリーズ』、フジテレビ『スチュワーデス刑事シリーズ』、ABC『温泉マル秘大作戦シリーズ』、TBS『釣り刑事シリーズ』『渡る世間は鬼ばかり8・9・10シリーズ』、舞台『ガラスの動物園』『イーハトーボの劇列車』『もとの黙阿弥』『丘の上のイエッペ』『風の盆ながれ唄』(文化庁芸術祭演劇部門個人賞受賞)『パパ、I LOVE YOU!』『花丸銀平』、最近の舞台は、『雪やこんこん』(こまつ座)『あつ苦しい兄弟』(道学先生)、『長い墓標の列』(新国立劇場)に出演。
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