渡辺大知が所属するバンド『黒猫チェルシー』は2018年10月をもって活動休止している。
同バンドは、中心人物が引っ張っていくようなバンドではなかったそうで、高い演奏スキルを持ったメンバーが集まっていたが故に、各々のやりたい事が明確になっていたという。
力試しをしたいという時期に突入したというか。次に黒猫はどんなことをやったら面白いのかが、正直今は見えてないからこそ、それを明確にしたいという気持ちもあって。それで、思いきって休止を選びました[出典5]
と、渡辺は語っている。[出典5]
渡辺は2019年7月現在、ソロとして精力的に音楽活動を続けている。[出典1]
出演作(映画・ドラマ)
渡辺大知が今まで出演して来た代表的な作品をご紹介しよう。
代表作年表
2009年 映画『色即ぜねれいしょん』※俳優デビュー作・主演
2011年 連続テレビ小説『カーネーション』(NHK)
2015年 映画『くちびるに歌を』
2015年 連続テレビ小説『まれ』(NHK)
2017年 映画『勝手にふるえてろ』
2018年 映画『ギャングース』
2018年 ドラマ『恋のツキ』(テレビ東京)
2019年 映画『わたしは光をにぎっている』
2019年 映画『僕の好きな女の子』
2019年 ドラマ『ゾンビが来たから人生見つめ直した件』(NHK)
2019年 ドラマ『べしゃり暮らし』(テレビ朝日)
俳優デビュー作『色即ぜねれいしょん』
渡辺大知は、2009年8月15日に公開された映画『色即ぜねれいしょん』に出演。俳優デビュー作品にして初主演を飾った。[出典6]
本作は、漫画家でイラストレーターのみうらじゅんが書いた自伝的小説が原作。監督は俳優でもある田口トモロヲが務めている。
舞台は1974年。京都の仏教系高校に通う主人公・純が、ロックな生き方に憧れ、ギターと鞄を抱え旅に出るという青春ストーリー。
共演者はバンド『銀杏BOYZ』の峯田和伸、バンド『くるり』の岸田繁、堀ちえみ、リリー・フランキー、臼田あさ美などが名を連ねている。[出典6]
ドラマ初主演となった連続テレビ小説『まれ』
渡辺大知は、2015年3月30日~9月26日の間に放送されていたNHK朝の連続テレビ小説『まれ』に出演。主演は土屋太鳳。[出典7]
本作は、父親(大泉洋)が破産寸前になり都会から北陸・能登の漁村へ移り住んだ主人公・希(土屋太鳳)が、
父を反面教師とし”地道にコツコツ”をモットーに公務員になろうとするも、幼少期からの夢であったパティシエを目指し、成長していく物語。
渡辺は希の高校時代の同級生であり、東京でバンド活動する事が夢な二木高志を演じている。
高校時代の同級生役には山﨑賢人や清水富美加が名を連ねている。[出典7]
又、同ドラマ内で二木高志が所属するバンド『little voice』は渡辺が所属しているバンド『黒猫チェルシー』のメンバーがそのまま起用されており、『little voice』としてCDも発売している。[出典8]
新境地を開拓した映画『勝手にふるえてろ』
渡辺大知は02017年12月23日に公開された映画『勝手にふるえてろ』に出演。主演は松岡茉優。[出典9]
本作は芥川賞作家の綿矢りさの同名小説が原作。恋愛経験のないOL・ヨシカ(松岡茉優)が、生まれて初めて告白してきた同期の二と、中学時代の同級生であるイチ(北村匠海)への思いも引き釣りながら、2つの恋に悩み暴走するストーリー。
渡辺は本作でヒロインのヨシカに好意を持つ同期の二を演じている。[出典9]
今までの作品ではロック少年やバンド活動を夢見る青年など、自分の境遇やキャラと似ている役所が多かった渡辺だが、
今作の二は一般企業のサラリーマンであり、同期飲み会を開催しヨシカから強引にLINEのIDを聞き出し、週末はデートに誘うなど非常に肉食系。
更に、寝てない自慢・自分語り大好き・週末デートにスーツでやって来て仕事帰りアピールなど、所謂女子から引かれるナルシストなキャラクター。
純粋さや実直さなどという今までの渡辺のイメージをぶち壊す役所となっている。[出典10]
映画監督
渡辺大知は2015年11月14日に公開された映画『モーターズ』で映画監督デビューを果たしている。[出典13]
本映画は、田舎の整備工場で働く主人公が、車整備にやって来たカップルの彼女に心惹かれて行く様を人間模様と共に描いた作品。
本作は大学の卒業制作として制作され、若手映画監督の登竜門として有名なPFFアワード2014にて審査員特別賞を受賞している。
又、香港国際映画祭や東京国際映画祭でも上映されている。[出典13]