2022年2月2日更新
出典:タレントデータバンク
どんな人?
- 綾田俊樹は奈良県出身の俳優。テレビドラマ、映画、舞台と幅広く活躍している。
- 「劇団東京乾電池」の創設メンバー。
- ジャンルを問わない名脇役で、近年ではドラマ『深夜食堂』(TBS系)や『真田丸』(NHK)で存在感を示している。
芸能活動
役者の世界へ
綾田俊樹は1973年に新人俳優養成機関「麻布アクターズジム(AAG)」に第1期生として入団。同期には高田純次、岩松了、ベンガルなどが名を連ねている。[出典1]
「劇団東京乾電池」の結成
AAGから「オンシアター自由劇場」を経て、1976年に柄本明、ベンガルと共に「劇団東京乾電池」を旗揚げ。後にAAG同期の高田純次や岩松了も参加した。
同劇団は『笑っていいとも!』(フジテレビ系)の前身である『笑ってる場合ですよ!』(フジテレビ系)という番組で「日刊乾電池ニュース」という時事ネタを扱うコントコーナーを担当し、全国的な知名度を獲得した。[出典1]
近年の活動
ドラマ、CM、映画、舞台へ俳優としてコンスタントに出演する一方で、舞台の演出なども手がけている。2011年には城西国際大学メディア学部の特別講師に就任。[出典2]
演出家として
2008年に映画の脚本・監督を担当したのを皮切りに、舞台では出演のほか演出も行う。[出典3]
2015年9月には藤原竜也、本仮屋ユイカ、浅野ゆう子、柄本明による4人芝居『とりあえず、お父さん』の演出を手掛けた。
同作はイギリスの喜劇作家アラン・エイクボーンが、65年に発表したヒット作。
ともに、劇団「東京乾電池」を結成した柄本を綾田が演出をするのは同作が初となった。[出典4]
主な出演作
深夜食堂(TBS系:2009,2011,2014年)
『深夜食堂』(TBS系)は安倍夜郎による漫画作品で、新宿の路地裏にある「深夜にしか営業しない小さな飯屋」を舞台にマスターと客の勾留を描く。実写ドラマ化した際、綾田はゲイバーのママ「小寿々(こすず)」を演じた。
その演技について、主演の小林薫はコピーライター糸井重里と対談した際
小林「小寿々さんがね、本当にいそうだなっていうか。」
糸井「うん。うん。」
小林「なんかちょっとこう、年取ったオカマの悲哀みたいなものを感じさせるんです(笑)。」
と評している。[出典5]
真田丸(NHK:2016年)
『真田丸』(NHK)は2016年1月10日から放送されてい大河ドラマ第55作。主人公は堺雅人演じる真田信繁(幸村)。綾田は、信繁の大叔父にあたる真田家の重臣・矢沢頼綱を演じている。[出典6]
なお、綾田は『真田丸』(NHK)から遡ること約30年前、1985~1986年にかけて放送された連続ドラマ『真田太平記』(NHK)にも出演しており、こちらの作品では真田家の敵である徳川家の武将・村越直吉を演じている。[出典7]
出演
テレビ番組
- 深夜食堂3 (毎日放送)
- 大空港 2013 鶴橋清正 役
- イタズラなKiss
- 深夜食堂4
- 深夜食堂(ドラマ)
- ハガネの女
- 深夜食堂-Tokyo Stories-
- 世にも奇妙な物語 第1シリーズ
映画
- イン・ザ・プール
- 続・深夜食堂
- 隠し剣 鬼の爪
- 風花
- 綱引いちゃった!
- 太陽
- マエストロ! (松竹)
- ちゃんと伝える
- 閉鎖病棟-それぞれの朝-
- 酔夢夜景
- 船を降りたら彼女の島
- 3月のライオン 後編
- オカンの嫁入り
- 武士の一分
- リバーズ・エッジ
- ソフトボーイ
出典
- 『自由劇場ものがたり−−−(2)』(揺籃期篇)
- 『綾田 俊樹』(芸能プロダクション ノックアウト)
- 『綾田俊樹』(タレントデータバンク)
- 『藤原竜也、本仮屋ユイカ、浅野ゆう子、柄本明出演×綾田俊樹演出でアラン・エイクボーンのヒット・コメディーを上演 - 2015年9月 - 演劇ニュース』(演劇ポータルサイト/シアターガイド)
- 『小林薫さんと、居酒屋ごはん。』(ほぼ日刊イトイ新聞)
- 『番組紹介』(NHK大河ドラマ『真田丸』)
- 『真田太平記』
自由劇場を経て、1976年、ベンガル・柄本明とともに劇団東京乾電池を結成。舞台ワークのみならず、映画・テレビドラマ・CMと幅広く活動を展開。2008年には映画の脚本・監督も担当し、舞台では出演のほか、演出も行う。主な出演作品は、テレビ東京『闇バイト家族』、NHK BSプレミアム『家族だから愛したんじゃなく、愛したのが家族だった』、舞台『牛山ホテル』。
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