2022年3月28日更新
名匠・鶴橋監督映画『のみとり侍』
阿部寛は、2018年公開の映画『のみとり侍』に出演。主演を務めた。[出典14]
本作は、歴史小説の第一人者である小松重夫の短編集『蚤とり侍』を原作に、映画『後妻業の女』などで知られる鶴橋康夫が監督と脚本を務めている。長岡藩のエリート藩士・小林寛之進(阿部寛)が、ひょんな事から藩主の機嫌を損ねてしまい、客の飼い猫の蚤を取る仕事につかされてしまう。しかし「のみとり」は床で女に愛を届ける為の裏家業であった。寛之進は初めての客であり、亡き妻によく似たおみね(寺島しのぶ)から「へたくそ」と罵られ、伊達男である清兵衛の教えにより腕を磨いていく。
阿部は本作で主人公の小林寛之進を演じている。[出典14]
更に、鶴橋監督とは出身大学が同じであり、俳優に転身したばかりの頃に出会っていたという。
お互いに”いつか一緒に仕事がしたい”と思っており、ようやく本作で念願の初仕事が実現した。[出典15]
どんと来い、超常現象!ドラマ『TRICKシリーズ』
阿部寛は、2000年放送のドラマ『TRICK』(テレビ朝日)に出演。仲間由紀恵と共に主演を務めた。
本作は、ドラマ『ケイゾク』や『池袋ウエストゲートパーク』で有名な堤幸彦が監督を務めているオリジナルドラマ。偉大なマジシャンだった亡き父と書道家の母を持つ、自称超売れっ子の天才美人マジシャン・山田奈緒子(仲間由紀恵)と、自称世界屈指の天才物理学者で大学教授・上田次郎(阿部寛)が、超常現象の裏に隠されたトリックを暴き、事件を解決していくミステリードラマ。[出典10][出典17]
阿部は本シリーズで、山田と共に事件を解決していく大学教授・上田次郎を演じている。
ドラマ『TRICK』は深夜枠のドラマにも関わらず人気を博し、ドラマシリーズ3作品・新作スペシャル3本・映画4本が制作されている。[出典17]
2000年放送のシリーズ第1作目であるドラマ『TRICK』は、監督の堤が所属する「制作会社オフィスクレッシェンド」制作であり、テレビ局から制作受注を受け作られている。[出典18]
本来テレビ局から提示された制作予算内での制作受注が行われている。しかし本作は膨大なロケ撮影が敢行された為、最終的に3,000万円の赤字を叩き出したている。
そのため同社の代表である長坂信人は、「これからもこんなに怒ることはないというほど怒った」と語っている。[出典18]
しかし、テレビ局の寛容なはからいにより窮地を脱出。さらに放映後発売されたDVDの記録的な売り上げにより、印税が入って来た堤監督はその全てを会社に譲渡している。[出典18]
日本一のエリート校を目指すドラマ『ドラゴン桜』
阿部寛は、2005年放送のドラマ『ドラゴン桜』(TBS)に出演。主演を務めている。[出典19]
本作は、元暴走族のリーダーであり現在は冴えない三流弁護士をしている桜木(阿部寛)が、倒産寸前の底辺高校・龍山高校の債務整理を任せられるが、自身の野望を叶える為「日本一のエリート高校」として生まれ変わらせる為奮闘する作品。
阿部は本作で主人公の桜木を演じている。
本作で生徒役を演じているキャストに長澤まさみ・山下智久・中尾明慶・小池徹平・新垣結衣・サエコらが居る。[出典19]
池井戸潤原作のドラマ『下町ロケット』
阿部寛は、2015年放送のドラマ『下町ロケット』(TBS)に出演。主演を務めた。[出典20]
本作は、「第145回直木三十五賞」を受賞した池井戸潤の同名小説シリーズが原作。宇宙科学開発機構の研究員だった佃航平(阿部寛)が、自身が開発したロケットエンジン搭載のロケット打ち上げ失敗の責任を取らされ、父の残した下町の工場を継ぐ事に。しかし工場は倒産寸前であり、ロケットエンジンの特許侵害で訴えられてしまう。そんな中、特許売却を持ちかけられるが、部品供給で手を打つよう提案。下請け工場である「佃製作所」の立て直しと、宇宙への夢を叶えて行くストーリー。
阿部は本作で「佃製作所」の社長として第2の人生をスタートさせる事となる佃航平を演じている。[出典20]
第1シリーズの最終回は平均視聴率22.3%を記録し、「第2回コンフィデンスアワード・ドラマ賞」作品賞を受賞。更に、「東京ドラマアウォード2016」にて連続ドラマ部門最優秀賞を獲得している。[出典21]
本作は人気を博し、2018年に第2シーズンの放送が開始。同年12月23日に最終回を迎えた第2シーズンは、年を跨ぎ最終回放送10日後に異例の”特別編”が放送されている。[出典22]
人物
- モデル人気絶頂期でありバブルピークだった時期に、投資用として高級マンションを購入。しかしその後のバブル崩壊で価格は下落し、数億円の借金を背負う羽目になった。
- 2007年公開の出演映画『バブルへGO!!タイムマシンはドラム式』の記者会見にて、「(借金は)ついこの間返し終えた」と発言しており、実に約20年後の完済となっている。[出典7]
- 俳優転身後次第に仕事がなくなっていき、3年間程パチンコで生計を立てていた。[出典8]
- 「上司にしたいランキング」では毎回上位にランクインしている。
- 「好きな俳優ランキング」でも上位に食い込み、「タレントパワーランキング2018」ではアイドルを抑え1位に輝いた。[出典26]
- 変装が苦手な為、背が低く見える裏技を使用しており、9センチ程縮む事ができる。
- 風邪が移りやすい体質な為、咳をしている人の近くでは息を止めている。
- 加湿器9台、ベッド5台を所持している。
- 「あっち向いてホイ」が苦手。
- ホームセンター好きで3時間は過ごせる。多い時は1日置きに通う事もある。[出典27]
結婚
1964年6月22日生まれ、神奈川県出身の俳優。大学在学中にモデルデビュー。雑誌『メンズノンノ』創刊以来、3年6ヶ月表紙を飾る。大学卒業と同時に映画デビュー。2012年日本アカデミー賞にて映画『テルマエ・ロマエ』で最優秀主演男優賞を受賞するなど、映画・ドラマ・舞台・CMと幅広く活動。その他主な出演作は、映画『祈りの幕が下りる時』、TBS『下町ロケット』『新参者』、テレビ朝日『トリック シリーズ』、NHK『スニッファー 嗅覚捜査官』など他多数。
出典:タレントデータバンク