2023年8月22日更新
どんな人?
- 美村里江(みむらりえ)は、日本で活動する女優・エッセイスト。埼玉県出身の1984年6月15日生まれ。スターダストプロモーション所属。
- 2003年放送の月9ドラマ『ビギナー』(フジテレビ)主役オーディションに合格し、「ミムラ」の名前で芸能界デビュー。
- 主な出演作として、映画『着信アリ2』、『この胸いっぱいの愛を』やドラマ『斉藤さん』(日本テレビ)、『梅ちゃん先生』(NHK)、『西郷どん』(NHK)などがある。
- 書評やエッセー、コラム連載などの執筆活動を行う文筆家としても活動している。
- 2006年に映画で共演した指揮者・金聖響と結婚するも、互いの多忙からすれ違いを理由に2010年に離婚。2013年に約1年半の交際を経て、年上の一般男性と再婚している。
▼美村里江
https://twitter.com/CINRANET/status/978473878224646144?s=20
生い立ち
美村里江は、埼玉県出身の1984年6月15日生まれ。現在年齢は40歳。スターダストプロモーション所属。[出典1]
芸能界入りと役者になるまで
美村里江は、美術の推薦で高校へ進学し、遊ぶ時間も取れないほど絵を描く毎日を送っていた。
高校時代にカットモデルのアルバイトを行なっていたが、複数の箇所からお金を受け取るのが大変だと気付いたそう。
その間複数の芸能事務所からスカウトを受けており、「事務所へ所属すればお金のやり取りが簡単になるかもしれない」と思い、所属を決めたという。
しかし、遠い学校へ通っていることや部活、さらに絵というやりたいことがあったため、芸能活動に重心は置けないことを事務所に説明。それでもよければ所属するという美村の申し出を、事務所側は受け入れ、所属が決まった。
また、元々誰かに見られることを想定したことがなく、友人に見られるのは恥ずかしいという理由で、テレビの仕事はしないという約束だったという。
その後、3姉妹の末っ子である美村は家計のことを考慮しつつ、今後の進路について迷うことになった。
そんな時たまたま受けた演技のレッスンが意外に楽しく感じ、気がつくと役者デビューが決まっていたという。[出典2][出典3][出典4]
芸能活動
美村里江は、自身が大好きな作品「ムーミン・シリーズ」に登場するミイの姉・ミムラ姉さんから拝借した「ミムラ」の名で、2003年放送の月9ドラマ『ビギナー』(フジテレビ)で役者デビューを果たした。
2004年公開の映画『海猫』ではスクリーンデビューを果たし、デビュー以降休む間もなくドラマや映画に出演し続けた。[出典4][出典5]
違和感を抱えていた役者人生
月9の主演という大舞台でデビューを飾った美村里江だったが、その状況に苦しんでいたという。
「自分よりも演技が上手い役者がたくさんいるのになぜ自分なのか」「演技や芸能界のイロハも分からないため、誰かのカバン持ちとして別の角度から芸能界を見ていたい」と思っていたそう。
その後、2005年放送のドラマ『いま、会いにゆきます』(TBS)に出演した際、自身が成長していないことを痛感。
「自分は本当にこの仕事ができる人間なのか」ということを考えるため、芸能界引退の意向を所属事務所の社長に告げたという。
しかし社長からは、「演技が嫌いなわけではないのなら、きっとまた戻ってくるから」と言われ、休業という形を取っている。[出典3][出典4]
休業中に行なっていたこととは?
2006年末に芸能活動を休業した美村里江は休業中、映画や芝居を鑑賞したり、読書や一人旅をして過ごしていたという。
さらに、芸能活動中から続けていた絵本レビューの執筆作業は、休業中も続けていた。
演技の世界に突然入った美村は、改めて演技を作品として鑑賞し、「演じることでこんなにもお客さんを楽しませることができるのか」と発見があったそう。また、「こんな素晴らしい世界を用意してもらっているのに、何を怖がっていたのだろうか」とも思ったという。[出典4][出典6]
復帰後変わった心境
美村里江は、2008年放送のドラマ『斉藤さん』(日本テレビ)で芸能界復帰を果たした。
復帰後に演じた役について、
こんなふうに役と仲良くなれるのに、私は今まで何をやっていたんだろうと、今まで与えてもらった役柄に謝りました。[出典4]
と語り、演じるということに対する気持ちが変わったという。