2022年1月18日更新

出典:タレントデータバンク
どんな人?
- 宮本信子(みやもとのぶこ)は、日本で活動する女優。1945年3月27日に北海道小樽市で生まれ、愛知県名古屋市で育った。東宝芸能所属。
- 高校卒業後の1963年、文学座附属演劇研究所に入所。翌1964年に劇団青俳に入団し、舞台を中心に活躍。
- 1967年に『日本春歌考』で映画デビューを果たし、以降は数々の映画で助演を務めた。
- 1987年公開の映画『マルサの女』では、数々の主演女優賞を受賞。本作は同年発表された「新語・流行語大賞」の新語部門の金賞を受賞するなど、話題となっている。
- 1969年には、映画デビュー作で共演した伊丹十三と結婚。1997年に伊丹が自殺し、死別。
プロフィール
芸名 / 読み | 宮本 信子 / みやもと のぶこ |
誕生日 | 3月27日 |
出身地 | 北海道 |
デビュー年 | 1964年 |
身長 / 血液型 | 157.0cm / O型 |
星座 / 干支 | おひつじ座 / 酉年 |
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▼宮本信子
https://twitter.com/tobichi_1101/status/1099522340726091776?s=20
生い立ち
宮本信子は、北海道出身の1945年3月27日生まれ。現在年齢は77歳。身長156cm。血液型はO型。東宝芸能所属。[出典1]
4歳から愛知県名古屋市で暮らし、中学では演劇部、高校ではバスケットボール部に所属。高校卒業後に上京し、文学座付属演劇書に入所している。[出典1][出典2][出典18]
芸能活動
宮本信子は、1964年に舞台『三日月の影』で役者デビュー。[出典1]
1984年には、映画監督であり夫の伊丹十三が手掛けた映画『お葬式』に出演。本作で、「日本アカデミー賞」優秀主演女優賞を受賞。また、宮本は本作以降、伊丹が監督を務めた作品全て出演している。[出典1][出典3]
1988年には、映画『マルサの女』に出演。宮本は本作で、「シカゴ国際映画祭」最優秀主演女優賞や、「日本アカデミー賞」最優秀主演女優賞など、多くの賞を受賞している。[出典1][出典3]
2007年には、映画『眉山』に出演。本作で10年振りの映画出演を果たした宮本は、「日本アカデミー賞」優秀助演女優賞を受賞している。[出典3][出典4]
また、2011年公開の映画『阪急電車 片道15分の奇跡』に出演し、「日本アカデミー賞」優秀助演女優賞と「報知映画賞」助演女優賞を受賞。[出典3][出典5]
2014年には、芸術文化分野において優れた業績を挙げたことが認められ、紫綬褒章を受章している。[出典6]
出演作品(映画・ドラマ)
流行語大賞にも選ばれた大ヒット作!映画『マルサの女』
宮本信子は、1988年公開の映画『マルサの女』に出演。主演を務めた。
本作は、国税局査察部の摘発のプロ(通称・マルサ)に抜擢された板倉亮子が、ラブホテルの経営者の脱税を調査して摘発するストーリー。
宮本は本作で、おかっぱ頭にソバカスだらけの不美人で、やり手の税務署調査官・板倉亮子を演じている。[出典7][出典8]
また、本作が大ヒットしたことから、1987年の「第4回 ユーキャン新語・流行語大賞」の新語部門で「マルサ」が金賞を受賞。[出典9]
NHK放送文化賞受賞のきっかけとなったドラマ『あまちゃん』
宮本信子は、2013年放送のドラマ『あまちゃん』(NHK)に出演。主演はのん。[出典10]
本作は、母の故郷である岩手県北三陸を訪れた主人公・アキ(のん)が、現役で海女の仕事を続ける祖母と会い、その仕事姿に憧れを抱いて海女を目指す様が描かれる。
宮本は本作で、現役の海女を続けるアキの祖母・天野夏を演じている。[出典11][出典12]
また、本作の演技で「東北に生きる女性の力強さと優しさを演じて多くの人を魅了した」として、2014年に「第65回NHK放送文化賞」を受賞している。[出典13][出典14]
出演CM
宮本信子は、原田美枝子、常盤貴子と共に、資生堂のシニア向け化粧品ブランド「プリオール(PRIOR)」に出演。[出典15][出典16]
人物
- 趣味は小唄とジャズダンス。[出典1]
- 基本的な生活習慣を整えることで自分らしい美しさを保っている。[出典17]
- 出演している資生堂のCMで一番印象に残っているのは、リップを「変な色」と言うシーン。[出典17]
- 資生堂のCMでは、浴衣姿でダンスを踊るシーンの練習を楽しんだ。[出典17]
- 紫綬褒章を受章した際、愛知淑徳高校の卒業生としてインタビューを受けている。[出典18]
- 学生時代のクラス対抗の演劇では、主役を務めた経験がある。[出典18]
- 芝居で初めて役を任された時のセリフは、わずか3つだった。[出典18]
- 上京する時は悲壮な気持ちを抱きながら夜行列車に乗った。[出典18]
- 夫・伊丹十三の功績を展示した「伊丹十三記念館」の館長を務めている。[出典19]
結婚
宮本信子は1969年、映画監督や俳優など、幅広いジャンルで活躍していた伊丹十三と結婚。[出典2]
2人は2児を設けており、長男は俳優の池内万作。[出典1][出典21]
2人の出会いは…?
宮本信子と伊丹十三は、1965年放送のドラマ『あしたの家族』(NHK)で初共演。
当時、宮本は女優になるために名古屋から上京したばかりであり、伊丹は海外映画に出演し、エッセイ『ヨーロッパ退屈日記』を出版するなど、すでに俳優やエッセイストとして活躍していた。
宮本は伊丹の第一印象について、
最初に感じたのは、今まで逢ったことがない別世界のすごい人。一つ言葉を選ぶなら『異質』。[出典20]
と語っている。[出典20]
共演後、宮本は伊丹から何度もお茶に誘われたそうだが、最初は断り続けていたという。しかし、次第に断り続けるのも失礼だと感じ始め、渋々誘いに応じるようになったそう。
また、伊丹が宮本をお茶に誘っていた理由は、ドラマ『あしたの家族』(NHK)のディレクターと、「どちらが先に宮本信子をお茶に誘えるか」を賭けていたからだったという。[出典20][出典21]
夫の自殺
宮本信子の夫・伊丹十三は、1997年に自殺で亡くなっている。[出典24]
夫の死後宮本は悲しみや辛さを口にすることはなく、2人の子供を持つシングルマザーとして、辛い感情を押し殺して仕事に没頭。[出典22][出典23]
また、宮本は2019年7月放送のテレビ番組『サワコの朝』(TBS)に出演した際、今でも変わらず夫を思っていることを明かしている。[出典22][出典23]
公式SNS・ブログ
SNS
宮本信子は2020年1月現在、自身の公式SNSを運営していない。
しかし、出演作品などの公式SNSには登場しているので、要チェック!
https://twitter.com/konoseka_tbs/status/1041251803327684608?s=20
1963年文学座付属演劇研究所、1964年劇団青芸在籍時に別役実作「三日月の影」で初舞台。1967年劇団青俳で木村光一作演出「地の群れ」今井正演出「神通川」に出演。1985年「お葬式」で日本アカデミー賞優秀主演女優賞受賞。1988年「マルサの女」ではシカゴ国際映画祭最優秀主演女優賞、日本アカデミー賞最優秀主演女優賞、キネマ旬報報道主演女優賞など多数受賞。以降、舞台・テレビ・JAZZ LIVEにも活動の場を広げている。2007年「眉山」に出演し、日本アカデミー賞優秀助演女優賞受賞。2011年「阪急電車 ~片道15分の奇跡~」(東宝)では日本アカデミー賞優秀助演女優賞、報知映画賞助演女優賞を受賞した。2013年は、NHK連続テレビ小説「あまちゃん」に出演し話題に。2014年には、第65回NHK放送文化賞受賞、紫綬褒章受章。2015年「ここにある幸せ」(NHK)では、“東京ドラマアウォード2015ローカル・ドラマ賞”受賞。2016年「坊ちゃん」(CX)、「奇跡の人」(NHKBSプレミアム)、ABC創立65周年記念ドラマ「氷の轍」(ABC)、2017年連続ドラマW「北斗~ある殺人者の回心~」(WOWOW)、連続テレビ小説「ひよっこ」(NHK)に出演。2017年末放送のドラマ「許さないという暴力について考えろ」(NHK)に老婆役で出演。
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