2022年1月17日更新
どんな人?
- 松尾スズキ(まつおすずき)は、日本で活動する役者・作家・映画監督。福岡県出身の1962年12月15日生まれ。劇団「大人計画」主宰。
- 1988年に、自身が主宰する劇団「大人計画」を旗揚げ。劇団では作・演を務めつつ、役者として活動していた。
- 映画監督としても活動しており、2004年公開の映画『恋の門』では、初監督作品ながら「ベネチア国際映画祭」に出品されている。
- また、作家として執筆した小説『クワイエットルームにようこそ』など3作が「芥川賞」にノミネートされている。
- 私生活では、10年連れ添った妻と2007年に離婚。その後、20歳年下の一般女性と2014年に再婚した。
▼松尾スズキ
https://twitter.com/matsuosuzuki/status/908620045810413569?s=20
生い立ち
松尾スズキは、1962年12月15日生まれの俳優・作家・脚本家。福岡県出身で、現在の年齢は61歳。[出典1]
学生時代から劇団旗揚げまで
中学、高校時代は、中学生のとき腎臓の病気にかかったことから孤独な時期を過ごした。当時はラジオを聴いて番組に投稿する「ハガキ職人」で「投稿を読まれるのが生きる糧」だったという。[出典2]
その後、漫画家を目指し九州産業大学に進学。大学では演劇研究会に入り、演劇の道へ進むことに。[出典2][出典3]
大学卒業後は、会社員時代を経てギャグ漫画家を目指したことも。出版社に原稿を持ち込むも、断られ続けた。[出典3]
そして、1988年に雑誌で劇団員を募集し「大人計画」を旗揚げ。新宿の小劇場から始まり、宮藤官九郎や阿部サダヲら個性派メンバーが所属する人気劇団となった。[出典3][出典4]
芸能活動
松尾スズキは、「大人計画」の主宰として複数の舞台の作・演出・出演を務めている。
また、脚本家としては2008年の映画『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』で日本アカデミー賞「最優秀脚本賞受賞」を受賞。
2019年にはNHKの大河ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~』への出演、主演映画の公開など、俳優としても活躍している。[出典5]
初監督作品が「ベネチア国際映画祭」に出品
2004年に公開された映画『恋の門』は、松尾スズキの長編映画初監督作品。羽生生純氏による同名漫画が原作で、松田龍平と酒井若菜演じる若い男女の恋愛模様が描かれる。[出典6]
同作は、監督デビュー作品にしてヴェネチア映画祭で正式出品された。また、松尾自身も映画に出演している。[出典6][出典7]
映画『東京タワー』の脚本でアカデミー賞受賞
松尾スズキは、リリー・フランキーの自伝小説『東京タワー/オカンとボクと、時々、オトン』の映画化にあたって、リリー・フランキー本人から依頼され脚本を担当した。[出典8]
同作は、リリー・フランキーが亡き母への想いを綴ったベストセラー小説を、樹木希林とオダギリジョーの共演で映画化した作品。[出典9]
同作で松尾は、第31回日本アカデミー賞「最優秀脚本賞」を受賞した。同作はほかにも、日本アカデミー賞「最優秀作品賞」、樹木希林の「最優秀主演女優賞」など5部門で受賞を果たしている。[出典10][出典11]
舞台『キレイ』の作・演出を務める
松尾スズキは、舞台『キレイ―神様と待ち合わせした女―』の作・演出を手がけ、出演もしている。同作は、2000年、2005年、2014年、2019年と4回にわたって公演されてきたミュージカル。民族紛争が100年以上も続く「もう一つの日本」を舞台に、記憶が失われた少女らが繰り広げる物語を描いた作品だ。
2019年版には、生田絵梨花、神木隆之介、小池徹平らが出演している。[出典12]
R18指定映画『108』の監督・脚本・主演を務める
映画『108~海馬五郎の復讐と冒険~』は、松尾スズキが監督、脚本、主演を務めた2019年公開の映画。SNSで妻が不倫していることを知ってしまった主人公の男(松尾)が108人の女性を抱くことで復讐するというストーリーで、R18+に指定されている作品だ。
男の妻を中山美穂が演じるほか、秋山菜津子、坂井真紀らが出演している。[出典13]
1962年12月15日生まれ、福岡県出身。大学卒業後、サラリーマン、イラストレーターを経て、1988年「大人計画」を設立。作家・演出家・俳優など様々な分野で活躍。主な作品は、映画『ジヌよさらば~かむろば村へ~』(監督・脚本・出演)『奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール』『音量を上げろタコ!なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!!』、舞台『キャバレー』(演出)『業音』(作・演出)『ニンゲン御破算』(作・演出)、NHK『大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~」』『ちかえもん』『スニッファー 嗅覚捜査官 SP』『平成細雪』『バカボンのパパよりバカなパパ』、WOWOW『北斗-ある殺人者の回心-』など他多数。
出典:タレントデータバンク