流行語大賞にも選ばれたドラマ『スチュワーデス物語』
片平なぎさは、1983年放送のドラマ『スチュワーデス物語』(TBS)に出演。主演は堀ちえみ。
本作は、深田祐介の小説が原作。スチュワーデスを目指す訓練生達を青春や、主人公と訓練生教官の恋愛模様、航空会社の内部事情を描くドキュメンタリー的要素も詰め込んだ作品。[出典5]
片平は本作で、主人公・松本千秋(堀ちえみ)の教官であり恋の相手でもある村沢浩(風間杜夫)の元婚約者・新藤真理子を演じている。[出典5][出典6][出典7]
片平の怪演と本作のヒット
ピアニストであった真理子は、浩とスキーに行った際両手の指を失い、浩は罪悪感から真理子と結婚。しかし、嫉妬心が強い真理子に嫌気がさしてくる浩に対し、手袋を外し義手の両手を見せつけ、彼の罪悪感を呼び覚まし、千秋との仲を引き裂く悪女として描かれた。[出典6][出典7]
作品のメインとして描かれるサクセスストーリーや恋愛模様もさることながら、片平演じる真理子の怪演っぷりも注目され、本作は大ヒット。1984年の「第1回 ユーキャン新語・流行語大賞」の流行語部門で、作中千秋が連発する「教官!」というセリフが大衆賞を受賞している。[出典8]
また、片平と風間は2018年公演の舞台『セールスマンの死』で本作以来35年振りの共演を果たしており、作中で夫婦役を演じている。[出典9]
片平なぎさの代表作!ドラマ『赤い霊柩車』シリーズ
片平なぎさは、1992年から放送されている2時間ドラマ『赤い霊柩車』シリーズ(フジテレビ)に出演。主演を務めている。
本作は、父の跡を継ぎ、京都にある葬儀社の社長となった明子が、遠距離恋愛中の恋人と手を組み、難事件を解決して行くサスペンスドラマ。[出典10]
片平は本作で、主人公の葬儀社社長・明子を演じている。また、恋人役は第1シリーズを若林豪、第2シリーズを大村崑、第3シリーズから神田正輝が務めている。[出典11]
https://twitter.com/fujitv/status/1063381828893995010?s=20
ドラマ『凪のお暇』
片平なぎさは、2019年放送のドラマ『凪のお暇』(TBS)に出演。主演は黒木華。
本作は、コナリミサトの同名コミックが原作。社会人の凪(黒木華)は、常に空気を読み周りと同調することで人生の平和を保ちながら生きていた。しかし、同僚や恋人の慎二(高橋一生)までが自身の悪口を言っていると知り、過呼吸で倒れてしまう。凪はこれを機会にそれまでの人生を捨て、新しい人生を始めて行くが…。[出典12]
片平は本作で、凪の母・夕を演じている。また、凪の“空気を読む”という性格が形成された原因にもなっている母は、いわゆる“毒親”。
第8話では、夕の毒親っぷりが遺憾無く発揮されるシーンが放送されており、片平の演技力を称賛しつつも「だから余計に怖い」と視聴者を苦しめている。[出典13]
人物
- ドラマ『赤い霊柩車』(フジテレビ)で共演している神田正輝とはいつも一緒に居るが、週刊誌に書かれたことがない。
- 旅行が大好きであり、様々なところでテントを張り、キャンプを行なっている。
- 女友達とミニバンに乗り込み、日本全国どこにでも行っている。
- 1989年に初めて座長を務めた舞台『私は女優・貞奴恋の漫遊記』の際、公演2日前に台本が出来上がり、満足に稽古ができず本番に臨んだため、失敗したら屋上から飛び降りるつもりでおり、遺書を書いてから舞台に立っている。[出典4]
- キャンプ好きなため車も好きであり、海外製のSUV(スポーツ・ユーティリティー・ビークル)を購入しており、どんな悪路でも走行可能な特別装備が施されている。[出典14]
- 映画『インシテミル 7日間のデス・ゲーム』で共演した俳優の藤原竜也と仲がよく、店が閉まるまで飲んだことがある。
- 自宅は男子禁制であり、藤原竜也が何度か「家に行かせて欲しい」とせがんでいるが、失敗に終わっている。[出典15]
結婚・恋愛
片平なぎさは長らく独身を貫いている。
15歳頃はお嫁に行くのが夢だったそうだが、「結婚はこれからもない」と2012年のインタビューで語っている。
また結婚しない理由として、22歳から11年間バラエティ番組『新婚さんいらっしゃい!』のアシスタントを担当し、ドラマと現実のギャップに驚いたそう。
元々結婚願望は強かったそうだが、新婚ゲストの話を聞くうちに「結婚とは?」という気持ちに。いつしか結婚願望は消えたという。[出典4]
出演
映画
1974年『スター誕生』の出演がきっかけで歌手としてデビュー。その後女優へ転身し、人気女優として多数のドラマに出演。フジテレビ『山村美紗「赤い霊柩車」シリーズ』、テレビ朝日『土曜ワイド劇場「変装婦警の事件簿」シリーズ』、日本テレビ『火曜サスペンス劇場「小京都ミステリーシリーズ」』など、2時間ドラマへの出演が特に多くあり、“2時間ドラマの女王”の異名をとる。また、ABC『新婚さんいらっしゃい』では桂三枝のアシスタントを務め、2000年には自身オリジナルブランド「Nagie」を発表するなど多才ぶりを発揮。その他の主な出演作品に、映画『嫌われ松子の一生』『青い山脈』『トリック劇場版』『インシテミル』、舞台『晶子曼陀羅』『徳川の夫人たち』『風林火山』、CM『山田養蜂場「ローヤルゼリー 王乳の華」』『ロート製薬』など。
出典:タレントデータバンク