2024年1月16日更新
2006年公開の李相日監督作『フラガール』は、福島県いわき市に実在するリゾート施設・スパリゾートハワイアンズの成功譚。[出典13][出典14]
劇中、見事な演技とフラダンスを披露した蒼井優は、日本アカデミー賞の最優秀助演女優賞や報知映画賞の助演女優賞をはじめとした多くの助演女優賞を獲得し、若手女優のトップに躍り出た。[出典10][出典14]
▼映画『フラガール』プレビュー
アズミ・ハルコは行方不明
蒼井優が、映画『百万円と苦虫女』以来はじめて映画単独初主演を務めた作品が、2016年公開の『アズミ・ハルコは行方不明』だった。[出典15]
ありふれた街に暮らす独身OL・安曇春子(アズミ・ハルコ)の失踪を機に、彼女の行方不明ポスターを模したグラフティが拡散され、インターネット上では男を狙う女子高生ギャング団との関連性が噂されるが……。[出典15][出典16]
▼映画『アズミ・ハルコは行方不明』予告
最低女を演じる
2017年10月には、阿部サダヲと蒼井優のW主演映画『彼女がその名を知らない鳥たち』が公開された。[出典17]
8年前に別れた黒崎(竹野内豊)を忘れられないまま、下品で金も甲斐性もない陣治(阿部サダヲ)の稼ぎで暮らす十和子(蒼井優)。
彼女は陣治を激しく嫌いながら、黒崎に似た妻子持ちの水島(松坂桃李)と関係を持つようになる。
そんななか、訪れた刑事の口から黒崎の失踪を告げられると、十和子は自分に異常な執着を見せる陣治が関与したのではないかと疑いはじめ……というストーリーだ。[出典17]
▼映画『彼女がその名を知らない鳥たち』予告
トロント映画祭での評価は?
2017年9月に、カナダのトロントで開催されている第42回トロント国際映画祭のコンテンポラリー・ワールドシネマ部門に『彼女がその名を知らない鳥たち』が選出されている。[出典18]
作品が上映される前にプログラマーから蒼井優が演技を絶賛されたり、上映後の質問コーナーでは、
主演女優に感服した。彼女は唯一の候補だったのか?[出典19]
などの質問がされたりした。[出典19]
▼トロントの地で注目!
主演女優賞を受賞!
さらに蒼井優は「第42回報知映画賞」で、主演女優賞を獲得。報知映画賞の受賞は映画『フラガール』以来11年ぶりのことだった。[出典20]
蒼井優は11年前に「助演女優賞」を受賞した際と比較して
ひとつ違うのは、これまで出会ってきた人たちの顔がバーって浮かびました。[出典20]
家族や映画関係の方はもちろん、『くだらない芝居しないで』って怒ってくれたプロデューサーさんの顔まで(笑い)[出典20]
と明かし、感謝の気持ちを述べていた。[出典20]
1985年8月17日生まれ、福岡県出身の女優。2006年、映画『フラガール』での好演が認められ、第30回日本アカデミー賞最優秀助演女優賞・第49回ブルーリボン賞主演女優賞をはじめ、多くの映画賞を受賞。その他、主な出演作は、映画『アズミ・ハルコは行方不明』、映画『家族はつらいよ2』、フジテレビ『若者たち2014』、CM『三井不動産』など。
出典:タレントデータバンク