2022年1月18日更新
特に、2000年放送のドラマ『池袋ウエストゲートパーク』(TBS)で演じた風俗好きの警察官・浜口役や、2002放送のドラマ『木更津キャッツアイ』(TBS)で演じたヤクザと繋がっている草野球のコーチ・猫田役は視聴者に大きなインパクトを残している。[出典3]
また、映画においても宮藤官九郎が脚本を手掛けた作品に多数出演しており、2007年公開の映画『舞妓 Haaaan!!!』、2007年公開の映画『なくもんか』では主演を務めた。
なお、映画初主演作品となる2007年公開の映画『舞妓 Haaaan!!!』では、日本アカデミー賞の「優秀主演男優賞」を受賞。その高い演技力が評価された。[出典2]
主演第2作となる2007年公開の映画『なくもんか』では、父親に捨てられるも「泣くもんか」と己を奮い立たせ、善人に育った主人公・祐太を熱演。[出典4]
同作の主人公・祐太(阿部サダヲ)はハムカツや総菜を販売する「デリカの山ちゃん」で働いており、完成披露試写会では阿部サダヲがハムカツを挙げ、共演者に振る舞うパフォーマンスが行われた。[出典4][出典5]
数多くの映画・ドラマで活躍
バイプレイヤーからメインキャストに
阿部サダヲはデビュー以来、バイプレーヤーとして活躍を見せていたが、2007年に映画初主演を果たしたのを機に、主演やメインキャストを担うように。[出典1][出典2]
2015年放送のドラマ『心がポキッとね』(フジテレビ)では主演を務め、オーバーワークにより心を病んだ主人公・小島春太を演じた。
同作では小島春太(阿部サダヲ)と同居する大竹心(藤木直人)、葉山みやこ(水原希子)、鴨田静香(山口智子)らによる四角関係が描かれ、その恋の行く末に視聴者の注目が集まった。[出典6]
また、2017年放送の主演ドラマ『下克上受験』(TBS)では、自身が中卒でありながら娘と最難関中学の受験に挑む主人公・桜井信一を熱演。同作は、桜井信一による同名ノンフィクション作品が原作となっている。[出典7]
2020年は話題作に立て続けに出演
阿部サダヲは2020年、話題作に立て続けに出演。[出典1]
主演を務めたドラマ『スイッチ』(テレビ朝日)では、松たか子と共演。同作で阿部サダヲは主人公の検事・駒月直を演じており、松たか子演じる元恋人の弁護士、蔦屋円とのリーガルラブコメディを描いた作品となっている。[出典8]
ドラマ『恋する母たち』(TBS)には、弁護士の妻、蒲原まり(仲里依紗)と不倫関係となる人気落語家・今昔亭丸太郎役で出演。同作は高校生の子を持つ母親達の不倫模様を描いており、大きな話題となった。
また、阿部サダヲが同役で見せた二枚目で男の色気溢れる演技は、それまでの”三枚目”というイメージを一新。”丸太郎沼”なる言葉が誕生するほど、高い女性人気を得ている。[出典9]
さらに、同年公開の映画『MOTHER』では、息子に異常な執着を見せるシングルマザーの主人公、三隅秋子(長澤まさみ)の内縁の夫・川田遼を演じた。[出典10]
バンド「グループ魂」のヴォーカルとしても活動
阿部サダヲは、劇団「大人計画」に所属するメンバーらと共に、バンド「グループ魂」を結成。
ヴォーカルの「破壊」として活動していた。
なお、同バンドには脚本家・宮藤官九郎も「暴動」として参加。
2020年で結成25周年を迎えていたが同年12月30日に解散しており、2022年に再結成予定となっている。[出典11]
人物
- 阿部サダヲは2020年に新型コロナウィルスに感染。PCR検査の結果は陽性だったものの、無症状だったという。[出典12]
- ハンチングをつい買ってしまう癖があり、自宅には何百ものハンチングを所有している。[出典13]
- 地方ロケの際には必ず、知らない人の自宅に1人で泊まる。ホテルに1人でいることが嫌いで、沖縄ロケの際は、現地の店で知り合った常連客の家などに泊まらせてもらったという。[出典13]
- 温厚な性格で人に対して怒らない。特に撮影現場では1度も怒ったことがないと語っている。[出典13]
- プロ野球チーム「読売ジャイアンツ」のファン。[出典14]
- 若い頃は古着やアメカジといったファッションを好んでいたが、新宿の伊勢丹で買い物をするようになってからは「コム デ ギャルソン」、「ジュンヤ ワタナベ マン」、「アンダーカバー」などのブランドを好むようになった。[出典15]
- 変身願望が強く、普段の自身でいるよりも、誰かを演じている方が楽だと感じることもあるという。[出典16]
- 初めて買ったレコードは、”エマニエル坊や”の愛称で知られているアメリカの歌手、エマニエル・ルイスの『シティ・コネクション』。[出典17]
- ロックバンド「爆風スランプ」、「THE東西南北」のファン。[出典17]
- 自身で料理をすることもあるが、好物は妻の作るサラダだという。野菜の中でも、茹でたネギやロマネスコがお気に入りだという。[出典18]
結婚
妻は飲食店を経営する実業家
阿部サダヲは、2000年頃に妻と結婚。
1970年4月23日生まれ、千葉県出身の俳優。映画・ドラマ・舞台など幅広く活躍し、数多くの作品で主演を務める。また、宮藤官九郎や村杉蝉之介らと共に「グループ魂」を結成し、音楽活動も行う。主な出演作は、フジテレビ『マルモのおきて』『医龍』『心がポキッとね』、NHK『経世済民の男「小林一三~夢とそろばん~」』『大河ドラマ「おんな城主 直虎」』『大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~」』、TBS『下剋上受験』、日本テレビ『anone』、映画『舞妓Haaaan!!!』『奇跡のリンゴ』『謝罪の王様』『殿、利息でござる!』『彼女がその名を知らない鳥たち』『音量を上げろタコ!なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!!』、舞台『「髑髏城の七人」Season鳥』『ニンゲン御破算』など他多数。
出典:タレントデータバンク