出演映画が面白すぎる!個性派俳優・阿部サダヲの出演おすすめ映画5選!!
今や日本映画に欠かせない存在となった俳優・阿部サダヲ。そんな阿部サダヲが出演する映画の中から彼の個性が光るオススメ映画をご紹介!超ハイテンション男から真面目男まで、阿部サダヲの演技の幅の広さには誰もが目を見張るはず!
2023年3月28日更新
コメディからシリアスまで、強烈キャラクターを演じたら天下一品!個性派俳優・阿部サダヲのオススメ映画5選!!
俳優として、数々の映画で活躍中の阿部サダヲ。
▼映画でのワンシーン
https://twitter.com/jinu0404/status/558636099560407042?lang=ja
今回は出演作品の中から彼の個性が光るオススメ映画をご紹介!超ハイテンション男から真面目男まで、阿部サダヲの演技の幅の広さは圧巻!
『舞妓 Haaaan!!!』
阿部サダヲの代表作と言えばこれ!
2007年に公開された、宮藤官九郎オリジナル脚本、監督・水田伸生の映画 『舞妓 Haaaan!!!』。同作で阿部サダヲは「舞妓と野球拳をする」という夢をかなえるために、人生のすべてをかける男・鬼塚公彦を演じる。
阿部演じる公彦のハイテンションっぷりは、作品を見終わった後も脳裏から離れない![出典1]
超ハイテンションキャラ・公彦を演じるにあたって、
「ぼくはその場で生まれたものがおもしろいと思っているので、事前に話し合うことって少ないんです。リハーサルから本番同様にテンションを上げていましたが、伊東四朗さんが“もっとやっていいよ”といってくださったり、ほかの共演者の方にも気持ちよく受け止めていただけたので、すんなり入っていけました」 [出典2]
と、リハーサルからパワー全開で演じきったという。[出典2]
公開後、興行収入は20億円突破の大ヒットとなった。[出典3]
この興収20億円という数字は、日本のコメディー映画では植木等主演の『無責任男シリーズ』以来、実に40年ぶりの快挙となった。[出典4]
また、同作で阿部は第45回ゴールデンアロー賞演劇賞、第31回日本アカデミー賞優秀主演男優賞を受賞している。[出典5]
『なくもんか』
映画『なくもんか』は幼いころに生き別れ、互いの顔も知らずに育った兄弟と、二人を取り巻く周囲の人々が織り成す人情コメディー。2009年に公開された。『舞妓 Haaaan!!!』に引き続き、監督・水田伸生、主演・阿部サダヲ、脚本・宮藤官九郎の最強トリオが再び顔を合わせた作品となっている。[出典6]
主人公の祐太、通称“山ちゃん”は、ハムカツが人気の総菜店「山ちゃん」の二代目店主。この山ちゃん、なんと究極の”お人好し”!人からの頼まれごとを決して断らない。
常にフルスロットルで行動している祐太を演じるのが阿部サダヲ。全編を貫くコミカルな演技はもちろんのこと、笑顔の後ろに隠された祐太の心の闇、そして思いがけない“別の顔”まで・・・
植木等などの昭和のコメディ映画を思わせる、軽快な演技で突っ走る![出典7]
同作の撮影では、妻役の竹内結子に激しいプロポーズをしたそうで、
竹内さんの蹴りが股間に入ったりして男優としてノレました。(激しいラブシーンで知られる米映画)『郵便配達は二度ベルを鳴らす』のような感覚で臨んだ[出典8]
と強い意気込みで撮影に臨んだことを明らかにしている。[出典8]
『夢売るふたり』
映画『夢売るふたり』は、火事で全てを失った夫婦が、結婚詐欺で再起を図ろうとするおかしくも悲しい姿を描いたラブストーリー。2012年に公開された。監督は、映画『ゆれる』『ディア・ドクター』で高い評価を受けている西川美和。
キャッチコピーは「人間最大の謎は、男と女」。
妻が企て、夫がだます・・・だが、そのうちに誰がだまし、だまされているのかわからなくなる、そんな緊迫感に満ちた作品となっている。[出典9]
同作で阿部は松たか子と共に、小料理屋を営む夫婦を演じている。
作中での二人の夫婦感は、なんと「ネギを切る練習」から作り出されたとか。
撮影の前に、調理を先生のところで一緒に習う時間があったんです。二人でずっとネギを切ったりしてね。そんな時間を過ごすうちに、松さんとの夫婦としての空気感をつかめていった気がします。[出典10]
また夫・貫也は、これまでに阿部が演じてきたダメ男とは一味違うようで、
今までダメな男は何度か演じてきたんですが、本当にここまでの役は初めてです。僕は演技の中にどこかいい人を入れたくなっちゃうタイプなんですけど、今回はそれが一切できなかった。人間の嫌な部分をここまで引き出すのは西川監督にしかできないことだと思うので、そこを楽しみにしてほしいですね。[出典10]
と語っている。[出典10]
数々のダメ男を演じてきた阿部サダヲが見せる、ダメ男の境地は必見だ。
『ジヌよさらば〜かむろば村へ〜』
映画『ジヌよさらば〜かむろば村へ〜』は、人気漫画家いがらしみきおの『かむろば村へ』をもとに、お金アレルギーになり東北の寒村に移り住んだ元銀行員が、お金を全く使用しない生活に挑むさまを描くコメディー。2015年に公開された。
監督・脚本は、阿部サダヲも所属する劇団「大人計画」を主宰する松尾スズキ。[出典11]
同作で阿部サダヲが演じるのが、やたら乱暴にものを放り投げるが、世話好きな村長・与三郎。[出典12]
この与三郎のキャラクターは、松尾演出だったそう。
僕が武晴の荷物をぶん投げるシーンとかは全く予想外でした。最初のプランではやっていなかったんです。武晴のために やさしくやってあげようという気持ちで演っていたんですけど(笑)、「それ、ぶん投げちゃって」という演出が入ったので、それ以降は、それに準じて自分でも 芝居を付け足したりはしました。[出典13]
『殿、利息でござる!』
映画『殿、利息でござる!』2016年に公開の阿部サダヲ主演最新作。
映画『武士の家計簿』の原作者・磯田道史による『無私の日本人』の一編『穀田屋十三郎』を、『予告犯』などの中村義洋監督が映画化。江戸時代中期の仙台藩吉岡宿が舞台の実話で、年貢の取り立てや労役で疲弊した宿場町を救うため、藩に金を貸して利息を地域の住民に配る「宿場救済計画」に尽力する人々の姿を描く、泣けるコメディ。
この中で阿部は、真面目一辺倒でまっすぐの主人公・穀田屋十三郎を演じた。[出典14]