2019年9月3日更新
美輪明宏(みわあきひろ)は日本で活動するシンガーソングライター、俳優。1935年5月15日生まれ。長崎県出身。本名は丸山明宏。オフィスミワに所属する。
美輪明宏の俳優活動
美輪明宏の俳優活動は、寺山修司の「演劇実験室◎天井棧敷」の旗揚公演『青森県のせむし男』、『毛皮のマリー』へ参加・主演をしていた。[出典5]
この公演期間中に三島由紀夫が楽屋へ出向き、
「この役(黒蜥蜴)をやれるのは君しかいない。頼む」[出典8]
と「黒蜥蜴」(江戸川乱歩原作)への出演を熱望。舞台は上演され、大絶賛となる。[出典8][出典5]
他にもジャン・コクトー作「双頭の鷲」、デュマ・フィス原作「椿姫」、アラバール作「大典礼」などの当たり役に出演した。[出典5]
舞台『黒蜥蜴』を再上演
1968年4月に初上演された美輪明宏の主演舞台『黒蜥蜴』。[出典8]
それ以降幾度となく本舞台を演じてきた。2013年には5年ぶりとなる再演が決定された。[出典9]
そして2015年4月に東京の新国立劇場で公演された舞台で『黒蜥蜴』は見納めとなった。
ラスト公演となる2015年で、三島由紀夫は生誕90年、亡くなって45年となる。また江戸川乱歩の没後50年でもあり、美輪自身も80歳であることから、
不思議に全てが節目の年。ちょうど区切りかなと思いましてね[出典10]
と美輪は舞台を最後とする理由を明かしている。[出典10]
▼何度も再上演をしていた
https://twitter.com/oricon/status/524389624072777729
美輪明宏の著書
美輪明宏は作家としても活躍しており、40数年来のベストセラー『紫の履歴書』を出版。
現代における病巣を鋭く指摘した『人生ノート』では、50万部のベストセラーとなった。
2016年12月には人生相談のほか、芥川賞作家・又吉直樹との対談も収録した『心の嵐を青空に』も発売された。[出典5]
他にも、
- 『天声美語』
- 『ああ正負の法則』
- 『霊ナァンテコワクナイヨー』
- 『人生はドンマイドンマイ』
など数多くの著書を発売している。[出典5]
▼対談したこともある又吉直樹
https://twitter.com/fmcocolo765/status/993728980900446208
美輪明宏の声優出演
『もののけ姫』
1997年に公開され、自然と人間の共生というテーマを描いたジブリ映画『もののけ姫』。
日本映画の歴代興行収入を塗り替える大ヒットを記録した超大作となっている。
美輪明宏は犬神であるモロの君を演じた。
作品では印象深い台詞が数々あり、
小学校の頃から声楽を習い、国立音大付属高校を中退してプロの歌手として活動を始めた。クラシック・シャンソン・タンゴ・ラテン・ジャズを歌い、銀巴里やテレビに出演するようになり、1957年、『メケメケ』が大ヒット。ファッション革命と美貌で衝撃を与える。日本におけるシンガーソングライターの元祖として『ヨイトマケの唄』他多数の唄を作ってきた。84年フランス、87年再度フランス・スペイン・ドイツに招待されコンサート・ツアーを行う。ルモンド、リベラシオンを始め多数の新聞・雑誌に紹介・絶賛される。俳優としては、寺山修司の演劇実験室・天井桟敷の旗揚公演『青森県のせむし男』『毛皮のマリー』への参加・主演を機に、三島由紀夫に熱望され『黒蜥蜴』を上演、空前の大絶賛を受けた。深作欣二監督により映画化もされ、ニューヨーク・タイムズにも大々的に取り上げられ、ニューヨークやパリを始め世界的ヒットとなった。いまやその演技のみならず、演出・美術・照明・衣装・音楽など総合舞台人として、その活躍は常に耳目を集めている。
出典:タレントデータバンク