黒木瞳は、1985年に宝塚歌劇団を退団後、芸能界で役者として活動し始める。
1986年公開の映画『化身』では、オールヌードでの濡れ場にも挑戦。[出典10]
同作品ではその熱演が評価され、「第10回日本アカデミー賞」において新人俳優賞を受賞した。[出典9]
その後、数々のドラマ・映画・舞台に出演。
代表作は、1997年公開の映画『失楽園』。
公開当時、男女の不倫を描いたその内容の過激さが大きな話題となった。
同作品は社会現象を巻き起こし、流行語大賞も受賞している。[出典11]
映画監督としても活動
黒木瞳は、2016年公開の映画『嫌な女』では、映画監督に初挑戦した。
慣れない監督業について、黒木瞳は、
大変だと分かっていたのですが力不足を痛感しました。メンタルが落ちました。[出典12]
と、語っている。[出典12]
また、監督業を経験したことから、本業である役者としての活動については、
初心に帰りました。撮影現場では求められたら何度でもやり直して演じますという気持ちになりました。監督からすれば、材料がたくさんあった方が助かりますからね。[出典12]
と、心境を述べた。[出典12]
https://twitter.com/astage_ent/status/746522061384744960
出演作品(映画・ドラマ・舞台)
流行語大賞も受賞し、話題となった映画『失楽園』
黒木瞳は、1997年公開の映画『失楽園』で役所広司とW主演を務めた。
同作品は、小説家・渡辺淳一のベストセラー小説を実写映像化。男女の不倫を描いた過激な内容と、大胆なセックスの描写が話題になった。[出典13]
また、作品名である『失楽園』は、流行語大賞も受賞している。[出典11]
人生の目的を見失いつつあった久木(役所広司)。中年から初老に差し掛かり、仕事も家庭もうまくいっていなかった。そんななか、久木(役所広司)はカルチャースクールで書道の講師、倫子(黒木瞳)と出会う。そんな2人の許されない恋は、いつしか燃え盛っていく。
黒木瞳は、久木(役所広司)との不倫に溺れてしまう、カルチャースクールで書道の講師、倫子を演じている。[出典13]
怯える母子を演じたホラー映画『仄暗い水の底から』
黒木瞳は、2001年公開の映画『仄暗い水の底から』で主演を務めた。
小説家・鈴木光司の同名小説を、映画監督の中田秀夫が実写映像化。
大ヒットしたホラー映画『リング』と同じ、鈴木光司が原作、中田秀夫が映画監督というタッグとなり話題になった。[出典14]
松原淑美(黒木瞳)は、5歳の娘・郁子(菅野莉央)と新しい就職先に近いマンションへ引っ越してきた。しかし、徐々に大きくなる天井のシミや上の階から聞こえる子供の足音など、気になることが増えていく。そんななか、娘の郁子(菅野莉央)が屋上の高架水槽付近で誰かと会話をしている姿を見かけるが、そこには他に誰もいなかった。
81年宝塚歌劇団に入団。娘役トップスターとして活躍後、85年退団。86年、映画『化身』(監督:東陽一)で女優デビュー。この作品で第10回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。その後、多数の映画作品に出演する。97年に上映された映画『失楽園』(監督:森田芳光)が話題を呼び、第21回日本アカデミー賞最優秀主演女優賞ほか多数の賞を受賞。その他、映画における代表作に、『阿修羅のごとく』『東京タワー』『怪談』『ウタヒメ 彼女たちのスモーク・オン・ザ・ウォーター』。また2016年6月公開の『嫌な女』で初監督を務める。また、テレビ作品では、『ママさんバレーでつかまえて』『同窓会~ラブ・アゲイン症候群』『下流の宴』『推定有罪』などがある。その他、舞台・CMにも多数出演。代表作に、舞台『ハムレット』『取り立てやお春』、CM『田辺三菱製薬』など。また、書籍『母の言い訳』では日本文芸大賞エッセイ賞受賞、『私の場合』など出版も多数ある。
出典:タレントデータバンク