そんな環境は、幼い黒柳にとって絶好の学び場となった。
とはいえ、問題児扱いを受けたほどの“強い好奇心”は転校した後も変わらず、
今日は1日、牛肉[出典5]
と決めた日には、牛の真似をして鉄棒にぶら下がったりしていたのだとか。[出典5]
▼好奇心は相も変わらず
「トモエ学園」校長先生から言われた言葉
“問題児”扱いされることもあった少女時代の黒柳徹子だが、いじめられっ子には立ち向かい、障害を抱えた子にも偏見なく話しかける、という心優しい一面はその頃から変わらずあった。[出典5]
「トモエ学園」の校長先生は、そんな当時の黒柳に、
君は、“本当は”いい子なんだよ[出典5]
と言葉をかけてくれていたんだとか。[出典5]
▼校長先生からの言葉に……
https://twitter.com/osusumebook0506/status/919347907563634688
校長先生が黒柳徹子に言った言葉の真意は、
“いい子”じゃないと人に思われることがあっても、君の“本当の”性格は悪くなくて、いいところがある
という意味。
黒柳徹子は「幼い自分に対し、この強い好奇心を校長先生が肯定してくれたことが、今の自分を形成している」と校長先生に感謝しているそうだ。
ちなみに、そんな「トモエ学園」で過ごした思い出を記したものが、人気小説となった『窓ぎわのトットちゃん』である。[出典5]
▼波乱万丈の学生時代を過ごした!?
黒柳徹子はベストセラー作家!
800万部売れた『窓ぎわのトットちゃん』
1981年に発売された、黒柳徹子による自伝的小説『窓ぎわのトットちゃん』は、国内で累計800万部を売り上げている。
さらに同著は35ヶ国語に翻訳されて世界中で親しまれており、2017年春には中国での発行部数が1000万部を記録したほど。
『窓ぎわのトットちゃん』は、小学校を退学になってしまったトットちゃんが、自主性を重んじる「トモエ学園」に転校し、活発な学園生活を経験していく様が書かれている。[出典6]
▼トットちゃん
東京・乃木坂生まれ。父はヴァイオリニスト、NHK交響楽団のコンサート・マスター。トモエ学園から香蘭女学校を経て、東京音楽大学声楽科を卒業しNHK放送劇団に入団。NHK専属のテレビ女優第1号として活躍。その後、文学座研究所やニューヨークのMERRY TARCAI演劇学校などで学び、アメリカのテレビ番組、ジョニー・カーソンの『ザ・トゥナイト・ショー』など、多くのテレビ番組に出演。また、タイム、ニューズウィーク、ニューヨークタイムス、ヘラルドトリビューン、ピープルなどに日本の代表女性として紹介される。日本で初めてのトーク番組『徹子の部屋』は、大人気の長寿番組となり、同一司会者による番組の最多放送回数記録でギネスに認定される。著作『窓ぎわのトットちゃん』は760万部のベストセラーとなり、世界35ヶ国で翻訳される。日本語版の印税で社会福祉法人トット基金を設立。プロの、ろう者の俳優の養成、演劇活動、手話教室などに力を注ぐ。ユニセフ(国際児童基金)親善大使としてアフリカ、アジアなどを訪問。メディアを通して、その現状報告と募金活動などに従事。その他、日本ペンクラブ会員、ちひろ美術館館長、東京フィルハーモニー交響楽団副理事長、日本パンダ保護協会名誉会長、WWFジャパン顧問など多方面で活動。2021年にYoutubeを開設したことも話題となっている。
出典:タレントデータバンク