松雪泰子、一人二役で橋本愛&成海璃子の母親に!『古都』が現代版で蘇る!
過去にも2度映画化された川端康成の『古都』が、松雪泰子主演で現代版として映画化される。京都とパリを舞台とした本作品のこだわりやストーリーに迫る。
2023年3月27日更新
松雪泰子が『古都』で一人二役!橋本愛&成海璃子の母親に
川端康成の名作が現代版で蘇る!
川端康成の小説『古都』が現代版として映画化され(12月3日公開)、主演の松雪泰子が一人二役に挑戦していることがわかった。原作は過去に2度映画化されており、今回は京都とパリを舞台に大人になった主人公たちの物語として描かれている。
松雪は生き別れた双子の姉妹、伝統の継承に生涯を捧げる呉服屋の姉・佐田千重子と北山杉の里で働く妹・苗子を演じている。また、千重子の娘役・佐田舞に橋本愛、苗子の娘役・中田結衣に成海璃子が起用されている。[出典1]
“日本の精神”を五感で体感できるこだわり
メガホンを取ったのは、ハリウッドで映画製作を8年間学んだYuki Saitoだ。世界視点から日本が誇る京都の文化や美しさを表現し、“日本の精神”を五感で体感できる新しい作品に仕上げた。[出典2]
“ほんまもん”の京都を追求するために、オール京都の全面協力のもと、着物、茶道、書道、華道などを描いた。松雪と橋本が着用する着物には、総額2000万円超にも上るほどこだわり抜かれた逸品が揃えられている。
さらに、日本の文化が海外へと発信される様子を描くため、もう一つの古都パリでもオールロケを実現。美しい街並みやパリに暮らす人々のリアルな姿も捉えた。[出典3]
『古都』の試写会を観たフランス前総領事からは、
どの場面を切り取っても絵になる素晴らしい映像なので、ぜひパリ祭で上映したい
と絶賛され、7月のパリ祭での上映が実現している。[出典3]
母から娘へと大切なものを引き継ぐ姿を描く感動の物語
主人公・千重子は娘に店を継がせたいと思いながら、室町に生まれた宿命を娘の舞に背負わせてもいいものか葛藤している。また、娘の舞は、実家を継ぐべきか悩みながら就職活動をするが、由緒正しい家に育ったことに感謝しつつも、窮屈に感じて友達や両親の声にさえ心を閉ざしてしまう。舞は後に日本文化を披露するイベントに参加するためにパリへと向かう。
一方、千重子の妹・苗子の家でも、娘・結衣は美術の才能を活かし、北山杉を使って新しいことができないかとパリに留学していたが、本当は何を描きたいのかを見失い、苦しむ日々を送る。それを感じとった苗子は娘に会うためにパリ行きを決意する。
母から娘へと受け継がれる伝統。京都の伝統に生きる二組の母娘の人生が交差しようとしていた。[出典4]
▼『古都』のポスタービジュアル
https://twitter.com/eigacom/status/786348460299718656
11月26日(土)から京都で先行公開、12月3日(土)から全国公開される。[出典3]