トム・ハンクス主演『インフェルノ』に隠された暗号と撮影秘話とは?
人気推理小説を映画化したシリーズ第3弾『インフェルノ』が主演にトム・ハンクスを迎え、2016年10月28日日米同時公開される。同作のあらすじ、トムが語った作品の魅力、ワールドプレミアの様子をお届け。
2023年2月6日更新
同シリーズの見所の1つといえば、歴史ある観光名所で撮影された美しい風景。
本シリーズの特典の1つは世界中の名所に実際に行けることだ
とトムが嬉しそうに語るほど、今作も名だたる名所で撮影が行われた。[出典13]
『インフェルノ』の撮影は、イタリア・フィレンツェのサン・ジョヴァンニ洗礼堂やボーボリ庭園、さらにベネチアのサン・マルコ寺院やブタペスト、イスタンブールなどに及んでいる。[出典14][出典13]
今作で味わう珍経験は?
1作目の『ダ・ヴィンチ・コード』ではモナ・リザの前でパンツを着替え、2作目の『天使と悪魔』では、後にビックス粒子を発見したCERN(欧州原子核研究機構)の施設内を走り回ったトム。[出典14]
今作では、
ルネサンス期に造られた公園の中を実際にドローンから逃げて走り回った
とか。トムは、
この映画でしか経験できない。最高の仕事だ
とも語っており、今回も撮影を楽しんだようだ。[出典13]
劇中トムは走りっぱなし?
『インフェルノ』でラングドン教授の相棒、シエナ・ブルックスを演じたフェリシティ・ジョーンズは、[出典6]
と撮影の思い出を語っているが、トムは現在60歳(2016年10月時点)。
劇中走り続けるのは体力的に厳しそうだが、
この作品は俺の健康を保ってくれてるんだって思いたいよ。
それに俺らは世界を守るために走っているからね、最高なランニングだよ
と前向きな考え。
なんでも「平らな靴で駆け回っている俺よりも、ハイヒールで石や砂利の上を走ってるフェリシティの方が大変だから」とか。[出典7]
公開先駆けワールドプレミアが開催
”誰も解けなかったミステリー”
『インフェルノ』のワールドプレミアが2016年10月8日、同作の舞台ともなったイタリア・フィレンツェのオペラ・ディ・フィレンツェにて開催された。[出典8]
主演のトムは、
ロンは何か月もの間、何を視覚的にも言語的にも原作から映画に取り入れるのが効果的なのかを考えていった。
私が好きなのは、どこかのスタジオのカッコいい背幕やセットではなく、実際に“五百人広間”などのロケ場所にいて、壁にかかっている傑作を見ながら手がかりを見つけるということだ。
そしてなんとダン・ブラウンは、実際にその傑作の中から謎を見つけ出した。
これまで誰も解くことができなかったミステリーがこの中にはある。
それがこの映画の中で一番の大きな秘密だと思うよ[出典8]
と同作を宣伝。また、
今回のテーマのひとつである人口増加の問題は検証するのは面白いし重要だけど、本当に面白いのは、探究であり、捜索であり、解くべきミステリーであり、観客が『なんと! 全然知らなかったよ! そうだったんだ!!』という反応が一番いいんだよ[出典8]
と作品の魅力を語った。
シエナ役のフェリシティはそんなトムに、以下の絶賛のコメントを寄せている。
彼は素晴らしいわ。
どんなに大きな映画に取り組んでいて、たくさんのプレッシャーがあったとしても、それをすぐに取り除いてしまう。
皆のことを気にかけ、最高のものを創り上げるという野望と決意があるのよ[出典8]
なお、同作の原作小説『インフェルノ』の文庫本は現在すでに発売中。
ここ日本のみで1440万部も発行されており、映画のヒットも期待できる。[出典9]