トム・ハンクス主演『インフェルノ』に隠された暗号と撮影秘話とは?
人気推理小説を映画化したシリーズ第3弾『インフェルノ』が主演にトム・ハンクスを迎え、2016年10月28日日米同時公開される。同作のあらすじ、トムが語った作品の魅力、ワールドプレミアの様子をお届け。
2023年2月6日更新
ダ・ヴィンチ・コードシリーズ映画化第3弾、映画『インフェルノ』
人気シリーズ作を日米同時公開
2016年10月28日(金)、映画『インフェルノ』が日米同時公開される。[出典1]
同作は、人気小説家ダン・ブラウンのベストセラー推理小説を映画化した「ダ・ヴィンチ・コード」シリーズ第3弾。[出典2]
映画化第1弾となり、世界中で旋風を巻き起こした映画『ダ・ヴィンチ・コード』は2006年、第2弾の『天使と悪魔』は2009年に公開された。[出典1]
主演・監督は変わらず
『インフェルノ』の監督はこれまで通り、ロン・ハワード監督が担当。[出典2]
▼ロン・ハワード監督
同作の主人公であり、これまで数々の歴史や名画の謎を解明してきた宗教象徴学者ロバート・ラングドン教授役も、米俳優のトム・ハンクスが続投する。[出典2]
▼主演のトム・ハンクス
第1弾の映画『ダ・ヴィンチ・コード』から今年(2016年)で10年。原作者のダンは、
初めてこの本を書いたときは、映画化されるなんてとても想像していなかったし、もちろんトム・ハンクスが主役のラングドン教授を演じてくれるとは思ってもいなかった。
でも最初の映画が公開されてからは、このシリーズを書くときはトムのことを24時間(笑)、いつも頭に描きながら書いているよ
『インフェルノ』あらすじ
『インフェルノ』はシリーズ第3弾作目ということもあり「前作を見てないと内容が理解出来ないのでは?」と不安に感じる者もいるだろう。
しかし、前2作は『インフェルノ』にとって単なる序章に過ぎない。
今作で、ロバート・ラングドン教授が全世界を揺るがす巨大な陰謀を解き明かす。[出典1]
ハーバード大学の宗教象徴学者ラングドン教授は、数日分の記憶を失った状態で、フィレンツェの病院で目を覚ます。
謎の襲撃者に狙われたラングドンは、美しい女医シエナ・ブルックスに助けられて病院を脱出。
何者かから追われる身となったラングドンとシエナは、生物学者ゾブリストが人類増加問題の解決策として恐ろしい伝染病を世界に広めようとしていることを知る。
そしてゾブリストが詩人ダンテの叙事詩「神曲」の「地獄篇」になぞらえて計画を実行していることに気づき、阻止するべく奔走するが……。[出典4]
大富豪の生物学者ソブリストは、
「このままでは人類は100年後に滅びてしまう」と言われるほどの深刻な人口増加問題の過激な解決策として、人類の半数を滅ぼす為のウィルスを生み出す。
そして、
ダンテが予言した人類の“地獄”の未来図=<地獄篇(インフェルノ)>になぞり計画を実行する。[出典1]
しかしゾブリストは、計画を実行する前に自ら命を断った挙句、「神曲」の地獄篇に暗号としてウィルスの起爆スイッチを隠していた。[出典11]
宗教象徴学の天才に対して、生化学の天才が突き付けた挑戦状。
それは「100年後に人類を滅亡させる」か「今、人類の半分を滅亡させて生き残る道を選ぶ」かという究極の選択。
全てはラングドン教授次第だ。