難病乗り越え朝ドラヒロインを勝ち取った芳根京子!『べっぴんさん』での迫真の演技がすごい!
新朝ドラ『べっぴんさん』のヒロインに芳根京子が抜擢された。芳根京子は幼少期の難病を乗り越えてのヒロイン役勝ち取りで、『べっぴんさん』内でも迫真の演技を魅せている。『べっぴんさん』の見どころと芳根京子の演技に迫る!
2016年9月21日更新
芳根京子が『べっぴんさん』のヒロインに
2016年10月3日から放送開始される新朝ドラ『べっぴんさん』のヒロインに女優の芳根京子が抜擢された。
『べっぴんさん』は、ベビー服メーカーとして有名な「ファミリア」(本社・神戸市)の創業者・坂野惇子さんがモデルとなった作品であり、若干19歳の芳根京子が大役を務める。
幼少期には難病を抱えており、病を乗り越えてのヒロイン役勝ち取りとなった芳根京子が魅せる迫真の演技、また、『べっぴんさん』の見どころに迫る![出典1]
芳根京子はヒロイン・すみれ役
『べっぴんさん』で芳根京子は、ヒロインのすみれ役を務めている。
すみれは、会社経営者の父と優しい母、快活な姉のいる裕福な坂東家の次女として生まれた女の子。
刺繍や縫い物が大好きで、一度始めると周りが見えなくなってしまうほどの集中力を発揮する。
頭の中でイメージを膨らませていることもしばしばで、はた目からはポーッとしているように見えるが、自分がこれだと決めたことは何があってもやり遂げ、考えを譲らない芯の強さも持ち合わせているという個性を持っている。
太平洋戦争のさなかに結婚・妊娠するが、ほどなく夫は出征。
夫不在の中、長女を出産する。さらに、終戦間際には神戸が空襲を受け、生まれ育った屋敷も財産も失ってしまう。
戦地から帰らぬ夫を待ちながら、乳飲み子を抱えたすみれは、人々との出逢いに導かれ、得意だった洋裁の腕を生かして「子供服作り」を始める。[出典2]
難病を乗り越えてのヒロイン役勝ち取り
▼芳根京子自身のTwitterでも熱い心意気を明かしている
https://twitter.com/YoshineKyoko/status/718000952561655809?lang=ja
『べっぴんさん』で朝ドラヒロインという大役を勝ち取った芳根京子だが、実は中学二年生の時に難病を抱えていたという。
芳根京子が罹っていたのは「ギランバレー症候群」という筋肉を動かす運動神経が傷害され、両手両足に力が入らなくなる難病で、「力が入らなくなる」という症状に悩んだ。
芳根京子本人も、
1年間くらいは普通に学校に通うことが難しい時期はありました[出典3]
と語るほどであったという。
さらに芳根京子は、
少ない可能性ですが、この病気で亡くなった方もいると聞いて、そこから命の重さを自分で実感しました
お芝居にというか、人として、自分はこんなにも周りの方に支えられているんだと。こんなにも周りの人に見られて普段の生きている中で、周りに対する思いがすごい感じた。そういう経験したからこそ、しっかりと自分を持とうと考えるようになった[出典3]
と振り返り、精神面での変化を明かした。
難病とは言われているけど、自然に治る病気。今は完治してる
病気のあとは急激に足が早くなったり、持久走で1位になったりしてるので全然、支障がない![出典3]
と元気ハツラツの姿を見せ、長丁場となる朝ドラ撮影を前に「クランクインが楽しみ。おけいこも頑張りたい」と気合十分の様子だった。[出典3]
1/2261!実力派女優として名を馳せる
『べっぴんさん』のヒロインオーディションには、なんと2261人の応募者がいたようで、芳根京子はその中から大役を射止め、人気女優への階段を一歩踏み出した。
業界内で芳根京子は「オーディション荒らし」の異名を付けられるほどの“実力派”女優として名を馳せているという。[出典4]
「ファミリア」原作に熱心な役作り
『べっぴんさん』は、日本で人気のベビー服メーカー「ファミリア」(本社・神戸市)の創業者・坂野惇子氏がモデルとなった作品となっており、芳根京子はその坂野惇子に近づくための熱心な役作りをしているという。
芳根京子は、
一日絶対に針を触る時間は作ろうと思っているので、他のお仕事で東京に戻った時も持って行って空き時間にやったりだとか、お家で寝る前にやったりだとか、そこは意識してやるようにしています[出典1]
とコメントしており、役作りに余念がない様子。
さらに舞台となる神戸にプライベートでも訪れているといい、
なかなかその時代と風景は変わってしまってはいるんですけれど、その分その時代の写真をたくさん展示されている場所に行って、『あ、ここ見たけどこういう風景だったんだ』とか、頭の中で変換しながらすみれの時代に染まっていけたらいいな[出典1]
と、まさにヒロインの表情で話しており、期待感を高まらせている。[出典1]
作品舞台の神戸でパレード
2016年5月15日、『べっぴんさん』の舞台となる兵庫県神戸市で開催された「神戸まつり」のパレードに芳根京子が参加した。
4月6日のヒロイン発表会見後初めての公の場への登場に、芳根京子は沿道から飛ぶ声援に大きく手を振りながら笑顔で応えた。
パレード後の取材でヒロイン発表時と同じドレスを着用した芳根京子は、
すみれとしてお話を読んでいたりとか、神戸に来ていたりとか、色々な体験をしたうえでのこのドレスは、重く感じますね[出典1]
あんなに名前を呼んでいただけると思ってなかった
大きく手を振ってくださる方を見ると、返したくなっちゃって、開始2分くらいで手を振ってしまって、『ありがとう』という気持ちを伝えたかったので、気づいたら言葉を叫んでいました[出典1]
とプレッシャーを感じつつも大きな歓声に興奮混じりに振り返った。
また、ヒロイン役として、「表情が凛々しくなったように見える」と記者から声をかけられると、
お母さんの役をやるということで、しっかりしないと、自分がしっかりしないでどうする、という気持ちが台本を読んで生まれたので、しっかりしたい、というふうには思ってる[出典1]
と心境を告白し、自信を覗かせた。[出典1]
亡き祖母への想い
『べっぴんさん』ヒロインのすみれ役にちなみ、「お裁縫や所作、関西言葉の3つを中心に、4月頭から5月末までお稽古をしていました」という芳根京子は、亡き祖母への想いも語った。
お裁縫を元々そこまでやることはなかったんですけど、亡くなってしまった私の祖母がお裁縫の先生をやっていたということもあって、夏休みの自由研究はおばあちゃんと一緒にぬいぐるみや巾着やクッションを作った経験があったので、0から始まったわけではなかったので、心強かったです[出典5]
同時に祖母に見てほしかったなという思いが今ものすごくあります[出典5]
と打ち明けており、祖母への想いをしみじみと語った。[出典5]
朝ドラ恒例ヒロインの特徴的なセリフは?
『あまちゃん』の「じぇじぇじぇ」をはじめ、朝ドラではヒロインが印象的なフレーズを言うことが多かったが、この『べっぴんさん』では、
『なんかなんかな』という言葉がこれから何度も何度も出てきます[出典5]
そのセリフを言うと、周りにいる人たちが『この子、このあと何を言い出すんだろう』という言葉が『なんかなんかな』なんですけど、私も台本で『ここに入れられるかな』という隙間を見つけると、監督に相談しに行って『言ってもいいですか』とか積極的に取り入れるようにしています[出典5]
とにっこり笑いながら振り返った。
また、芳根京子とすみれの母役の菅野美穂は共演はないが、
小さいころのすみれちゃんの記憶も私は持っていないといけないなと思ったので、特に四葉のクローバーの意味を教えてもらうシーンは、私も現場で直接見させていただいて、あの日から気持ちが変わりました[出典5]
と紹介。
さらに冒頭では芳根京子が泣いているシーンがあるが、
元々あのシーンもあ然として見ているシーンで、自分でもああいうシーンになると思っていなくて、本番になったときに何故か涙が止まらないという不思議な感覚を経験できたのは、クローバーのシーンを見に行けたからだなと改めて思いました[出典5]