ディーン・フジオカが日本で有名になるまで
『あさが来た』で五代友厚役を演じて以来、日本での活躍がめざましいディーン・フジオカ。しかしディーン・フジオカは元々は香港や台湾を中心に活躍していた俳優である。ディーン・フジオカのこれまでの経歴を紐解いていく。
2023年3月23日更新
俳優業に復帰
ジャカルタで音楽活動を行っているさなかでも、台湾のファンから沢山のファンレターをもらっていたという。[出典1]
求めてくれている人がいるのに放棄するのはダメだと考え、俳優業に復帰するが、一度休業していることもあり仕事の数は少なかったという。
そんな中、2010年30歳のとき、日本統治時代の台湾を描いた映画『セデック・バレ』に出演。
この映画に出演した時日本の事務所からうちで仕事をしないかと誘われたが、当時は「中華圏からハリウッドは見据えていたが、何故か日本は目に入って来なかった」と語り、一度はこの誘いを断ってしまう。
しかし”台湾に住みながらでも構わない”と、現在所属している日本の芸能事務所・アミューズが申し出たため、以後活動の場を日本に広げることになる。
遂に活動の場を日本へ
日本での初仕事は”異色の作品”
日本での初仕事は、2013年公開の映画『I am ICHIHASHI 逮捕されるまで』だった。[出典1]
この作品は、イギリス人女性を殺害し2年以上に及ぶ逃走を続けた市橋達也容疑者の手記を基に映画化したもので、ディーン・フジオカは監督・主演・主題歌を手がけた。
当時ディーン・フジオカ自身に監督経験はなかった。元々他の監督がいたが慎重な題材だけに、演じる上でよくプロデューサーと意見交換をしていたディーン・フジオカに白羽の矢を立ったという。
2015年5月、日本の連ドラに初登場し今に至る
2015年5月、35歳にして連続ドラマ『探偵の探偵』(フジテレビ系)で日本の連ドラに初登場。[出典1]
2015年9月にNHKの朝ドラ『あさが来た』で五代友厚役を演じ、人気を博すようになった。
以後、ドラマ『ダメな私に恋してください』(TBS系)やCMなどにも出演し、日本での活躍を続けている。
出典
- 2016年1月29日放送『金曜日のスマたちへ』(TBS系)
注釈
- 東京・渋谷のスクランブル交差点のモニターのように、そこに映ることが一種のステータスになるような注目度の高いモニターだという。[出典1]