妻夫木聡が綾野剛とベッドシーン!映画『怒り』で魅せた究極の演技に迫る!
映画『怒り』に出演した妻夫木聡が、ゲイ役に挑んだ。妻夫木聡は『怒り』で、綾野剛に惹かれるゲイ役を熱演し、迫真の演技を魅せた。その演技に隠された知られざる秘話に迫る!
2018年4月24日更新
映画『怒り』でゲイ役を務めた妻夫木聡
妻夫木聡は、映画『怒り』でゲイ役を熱演した。
共演した綾野剛とのベッドシーンもあり、大きな話題となっている。
今回はそんな『怒り』の中で妻夫木聡が魅せた究極の演技に迫る。
『怒り』は『悪人』以来の強力タッグ
映画『怒り』の原作は『悪人』など数多くのベストセラーを世に排出してきた吉田修一氏の小説で、映画は李相日氏がメガホンを取った。
吉田修一氏原作、李相日監督、妻夫木聡のタッグは、妻夫木聡が第34回日本アカデミー賞で最優秀主演男優賞した際の映画『悪人』と同じメンバーということもあり、多くのファンから注目を浴びている。[出典1]
▼『怒り』予告編がこちら!
妻夫木聡は同性愛者の優馬役
この 『怒り』の完成報告会の妻夫木聡と綾野剛めっちゃいい。視線が完全にお母さんじゃん pic.twitter.com/c7Gw4YNm9b
— もつれら (@mtmtSF) 2016年9月19日
映画『怒り』は、「怒り」という血文字を残したまま未解決となった殺人事件から1年。
千葉・東京・沖縄という3つの血に現れた素性の知れぬ男たちが人々の「信じたい」気持ちに歪みを与えていくさまを群像劇として描く作品である。
妻夫木聡は東京パートに同性愛者の優馬役として出演しており、綾野剛演じる直人や、高畑充希演じる薫らが登場する。
優馬は直人に惹かれていくものの、薫と密会したり、怪しげな行動をとる直人に対して次第に疑念を募らせていくという役どころである。[出典3]
過激すぎるほどの役作り
妻夫木聡は『怒り』の撮影に臨むにあたり、過激すぎるほどの役作りに望んでいる。
新宿二丁目に通い詰める
ゲイの役になりきるため、撮影前から実際に新宿二丁目に通いつめていたという。
トレーニングで筋肉をつけることも欠かさず、クランクインする頃にはその雰囲気の違いに誰もが戸惑うほど男の色気を身に付けて撮影に臨んだと明かしている。[出典4]
綾野剛とともにクラブ店員を体験
『怒り』の中で妻夫木聡の恋人役となった綾野剛。
二人が出会うシーンの撮影は、 都内某ビルにあるクラブを借りて行われたという。
そのため、妻夫木聡と綾野剛はクラインクイン前にそのクラブで受付店員の一日体験をしたという。
実際の客にバレないように妻夫木聡・綾野剛がそれぞれは別日にマスクで顔を隠して店員になりすますほどの熱の入れようだった。[出典4]
サウナ状態で濃密な撮影
撮影中、濃密な雰囲気を醸し出すためにあえてクーラーを止めて撮影が行われた。
妻夫木聡は筋肉をつけてきた反面、綾野剛は筋肉を落として一ヶ月で9キロの減量をしたと明かしている。
クーラー無しのサウナ状態の個室の中で、 明け方4時半まで二人のデリケートかつ濃厚な絡みが撮影されたという。[出典4]
綾野剛と同居
徹底的すぎる役作りは、プライベート面にも反映された。
男同士の同性愛を感じるために、プライベート時間に綾野剛と一緒に暮らし始めたという。
オフの時間にも生活空間を共にすることで、 芝居の余白を埋めていこうという半端ではないリアリティの追求だ。 [出典4]
綾野剛も同居生活にコメント
https://twitter.com/IkariMovie/status/753506225157869569/photo/1?ref_src=twsrc%5Etfw
妻夫木聡と綾野剛の同居生活に、本人たちもコメントを残している。
妻夫木聡は綾野剛に対して、
ひとつの作品に向かう姿勢っていうのが、こんなにも同じ目線でいられた人っていうのは初めてだった。その出会いには感謝しかなかった[出典5]
と尊敬の意を込めて語った。
また、壮絶な役作りに対しても、
役作りで(新宿)二丁目に通ったり、剛と一緒に暮らしてみたりしました。だから、作品の中で剛と一緒に過ごした日々っていうのは、僕の中では真実みたいなものになっています[出典5]
と語り、充実の表情を見せるほどであった。
これに対し綾野剛も妻夫木聡について、
と少し恥ずかしげに語った。[出典5]
予てから優馬役を熱望
https://twitter.com/IkariMovie/status/772416595071074305
妻夫木聡は原作『怒り』を読んだ段階から優馬役の演技を熱望していたようで、
「悪人」の時もそうだったんですけれど、今回、「怒り」の原作に触れてすごく原作に心を鷲づかみされました。ぜひ映画に出演できたらいいなと思っていて、李監督とご飯を食べた時に、出演したいことを伝えました。「何がやりたいの?」って李さんに言ってもらって「優馬がやりたい」って言ったんです。それからなんとなく時が過ぎていって、僕が出演するのかどうか「きちんとオファーをもらっていないな」と思う日々があったです。正式にオファーをもらった時は「悪人」の時のような奇跡が生まれるんだなという直感がありました。観終ってその直感は正しかったんだなと思っているところです。このエネルギーが詰まった作品をできるだけ多くの方に観てもらえるよう、これから宣伝がんばります。よろしくお願いします。[出典6]
と語っており、『悪人』でも見事なタッグを組んだ李相日監督へ直々にオファーを申し込んでいた旨を明かしている。[出典6]
李相日監督への想い
渾身の演技を魅せた妻夫木聡は完成報告会見で、李相日監督への想いについても語っている。
一番、嬉しかったことは、監督が「今回は妻夫木に任せるから」と預けてくれたことですね。作品ができた後に「すごく助けられた」と言ってもらえたことは、本当に嬉しかったです。あと、李さんは作品を重ねるごとにエネルギーも当然そうなんですけれど、このままどこか飛んでいっちゃうんじゃないかっていうぐらいどんどん大きくなっているので、李監督にはできる限り映画を撮ってほしいし、その作品にできる限り出演させてほしいというのが率直な想いです。[出典6]
『悪人』でも最強タッグを見せた李相日監督と妻夫木聡。
今後もさらなる話題作を生み出すのか、注目である。
▼完成報告会見の様子がこちら!
一番印象的なのは綾野剛の顔
『怒り』の撮影を終えて完成作品を鑑賞し、最も印象に残っているシーンについて質問が飛ぶと、妻夫木聡は、
今回、役作りでこんなにお金を遣ったことがないぐらい、お金を遣いました(笑)。歌舞伎町に通ったりとか、友達とパーティをしてみたりとか、いろんなことをやりました。なかでも剛とは一緒に住んでみたりもしたし、いろんな思い出が残っています。この作品を観て率直に受けた印象は、本当に役者の皆さんの芝居が素晴らしいんですよ。それは李監督の演出ということもあると思うんですけれど、一人一人の覚悟だったり、想いだったり、エネルギーみたいなものがぶつかってできた作品だからだと思うんですよね。その熱が本当に素晴らしかったです。「怒り」自体の答えって何なのかということを、本当にお客さんに投げかけることができたと思います。原作の力っていうのがそのまま膨大に大きくなったものができたと思います。僕自身、東京で優馬として生きて過ごしたその日々っていうのは、僕の中では現実みたいなものです。剛の表情というのが脳裏に焼きついています。脳裏に焼きついたものがそのままそっくり、映画の中で観られたっていうのはすごく圧倒的でした。だから、剛の顔です。[出典6]
と語り、やはり同じ屋根の下で時を共にした綾野剛について語っている。[出典6]
渾身のベッドシーン、究極の演技に注目!
【日刊スポーツ】妻夫木聡にファンから絶妙いじり「大切なものは?」|怒り 初日舞台挨拶 - https://t.co/GrvubgGZRD pic.twitter.com/1vNKkSGRtt
— 綾野剛 NEWS (@Antaeus_ayn) 2016年9月17日
妻夫木聡が人生をかけて役作りに挑んだ映画『怒り』は、2016年9月17日に公開される。
綾野剛とのベッドシーンをはじめ、豪華なキャスト陣たちが繰りなす究極の演技と、物語が交錯した壮絶な結末は必見だ。