広瀬すず『怒り』の演技が凄すぎ!オーディションで勝ち取った『怒り』での咆哮
李相日監督がメガホンを取った映画『怒り』で、原作を読んで役を熱望し、オーディションで勝ち取った広瀬すずが渾身の演技を魅せている。今回はその迫真の演技に迫る。
2022年10月31日更新
監督がご飯を食べている姿を見て、「監督も人間だ!」って思いました…[出典7]
何回もリハーサルを繰り返して、本当にどうしていいかわからなくなって、わからないこともわからなくなっている時に監督がきて、「監督、バカヤローって叫んでいいよ」って言われて…ちょっと叫んだら、「よしっ」と(笑) [出典7]
できないのがわかっているから、余計に悔しくて…でも、これで負けだとか、できていないとか、立ち止まっている場合でもなかったんです。本当にすごい経験をさせてもらいました[出典7]
と語り、周囲のキャスト陣を笑いで包んだ。[出典7]
クライマックスシーンでの咆哮
正直、現場に入るまで全然お芝居のイメージができませんでした。でも監督が本番前に『すべてを壊されて心が切り裂かれる――本当に感情が全部ぶち壊されるんだ』とアドバイスをくれて。その監督の最初のひと言で入っていけたかなと思います[出典6]
と語っており、李相日監督の言葉に次第に慣れ親しんでいったという。
そして注目のクライマックスシーンでは、それまで沖縄で粘りに粘り撮影を行ったため、東京に帰る飛行機の出発まで残された時間は、なんと一時間を切っていた。
それでも現場のテンションは揺るがず、美しい海の中へざんざんと入っていく広瀬すずは、「体に一本太い線が入った感じ。ガシッとね」という李監督の助言に応え、言葉にできない、やりきれぬ気持ち全てをこの魂の叫びの中に表した。[出典6]
広瀬すずが映画『怒り』の撮影を振り返る
撮影を振り返って広瀬すずは、
この映画を観て、人を思ったりとか、信じたりとか、その中で得るものもあれば、失うものもあって…、それですごく心が忙しくなるという想いがあったんです。映画の中で皆さんがそういう想いになっている時の目が生きていたり、死んでいるような目をして生きていたり、皆さんの目の印象が全体的にすごかったです。何を思っているんだろう、何を考えているんだろうって思う時もあれば、愛情を感じる時もあったのでそういうところがすごく印象的なシーンだなと思います[出典7]
と映画『怒り』への想いを明かした。
また、熱望した泉役は自身と同い年の役ということもあり、
自分と同い年の少女の役だったんですけれど、泉という女の子が感じた感情が複雑というか、残酷すぎて、私も撮影していた時の記憶があんまりないんです。でも自分が最初に思っていた泉像と、現場に行って沖縄の空気を感じて演じているのとでは全然違いました。よくわからなくなっていました[出典7]
と振り返っている。[出典7]
自身のブログでも想いを綴る
公開日から1日経った9月18日には、広瀬すず自身のブログ「すずの音」で、映画『怒り』への想いを綴っている。
▼広瀬すずブログから一部抜粋
1年半前にオーディション受けて自分でやりたいと言ったけど途中で言った事に多少後悔したんです
でもそれはただ逃げていただけであって自分に弱さに自分でもすぐわかってがっかりしました
現場にいても何も出来なくて焦ることしかしてなかった[出典8]
そんな私にでも堂々と正面から顔面に鉄板をバコーンてぶつけられた
いまになると、李監督がいない現場が不安でしかたないんです[出典8]
李相日監督は信じれる人でした
すぐ人には疑うしほぼほぼ信じてないです
そういうものだと思うし[出典8]
だけど、監督には全てさらけ出せたの
本当に、本当に、凄い人です
考えられる人になろう
感覚は大事だけどそうじゃないものもある
ほんと誰にも言えないような事まで監督にはボロクソ言われたし
それでも1番味方でいてくれて
千本ノックでしたけど
愛の千本ノック言ったら伝わるでしょう笑[出典8]
ブログ内にはまだまだたくさんの熱い言葉が綴られており、李相日監督や共演したキャスト陣への想いが溢れている。
▼全文がこちら!
https://twitter.com/Suzu_Mg/status/777331870589603841
広瀬すず渾身の演技に注目!
https://twitter.com/IkariMovie/status/756696610122326016?ref_src=twsrc%5Etfw
広瀬すずが魅せる渾身の演技と、主演の渡辺謙はじめ豪華なキャスト陣が魂を込めた物語は必見である。
映画『怒り』は、2016年9月17日に公開される。