広瀬すず『怒り』の演技が凄すぎ!オーディションで勝ち取った『怒り』での咆哮
李相日監督がメガホンを取った映画『怒り』で、原作を読んで役を熱望し、オーディションで勝ち取った広瀬すずが渾身の演技を魅せている。今回はその迫真の演技に迫る。
2022年10月31日更新
ある事件をきっかけに心を閉ざしてしまった泉と、その泉を救えず苦悶の日々を送る同級生の辰也。
泉らを親身に支える田中であったが、無人島で暮らす彼の素性を知る者は誰もいなかった。[出典4]
映画『怒り』で大抜擢!佐久本宝って誰?
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交わらないはずの3つの物語が交わる時、想像を絶する結末に度肝を抜かれる。
「愛した人は殺人犯だったのか?」、その結末は必見である。
オーディションで勝ち取った小宮山泉役
李相日監督が広瀬すずを絶賛
広瀬すずは映画『怒り』への出演にあたり、原作を読み、元から沖縄パートの小宮山泉役を熱望していた。
そしてその後オーディションに参加して勝ち取ったという。[出典5]
泉役に広瀬すずを選出した李相日監督は、
オーディションでいろんな方を見てきましたけど、やっぱり魂のしなやかさみたいなところで(広瀬と)引き合うものがあったのだと思う[出典5]
確かにずいぶん叩きましたけど、叩けば叩くほど立ち上がってきた
現場でも、太陽みたいにエネルギーを放出してくれていました[出典5]
事件を機に心を閉ざしてしまった女性を熱演
広瀬すずが熱望した小宮山泉は、ある事件をきっかけに心を閉ざしてしまった女性である。
佐久本宝演じる辰也は泉を救うことができず困窮している中、泉は無人島に突如現れた男・田中(森山未來)と出会う。
泉を献身的に支える田中だが、その素性は誰も知らない謎の男。
「愛した人が殺人犯なのか」、結末が訪れる時、広瀬すずが見せる魂の咆哮は必見だ。
李相日監督による過酷すぎる撮影
元々”厳しい撮影”で知られる李相日監督だが、本作『怒り』でもその手腕が光ったという。
撮影では初日から、李監督と広瀬すず・佐久本宝がじっくり話し合いながら20回、30回と同じ芝居を続けていった。
「それっぽい」芝居では決してOKなど出ず、なんと撮影初日は一度もカメラを回さなかったそうだ。[出典6]
李監督は広瀬すずに対し、
そこにいるのが泉でない以上は、丸一日潰してでも泉を見つけていかなきゃいけない[出典6]
と語り、リアルに役を生きるまで妥協を許さない演出を見せた。
その役作りは真髄まで徹底したものであり、広瀬すずや佐久本宝もその厳しさに必死で食らいついていったという。
そのため観光客の多い道でカメラを回していても、ロングヘアで前髪をあげたこれまでのパブリックイメージとは違う広瀬すずの姿は、人々に殆ど気づかれなかったとか。[出典6]
▼広瀬すずと李相日監督のツーショット
https://twitter.com/IkariMovie/status/772713337570205696
厳しすぎる撮影に広瀬すずならではの吐露
映画『怒り』の完成報告会見で撮影について聞かれた広瀬すずは、