物語に泣き、映像美に泣ける!!新海誠監督作品『言の葉の庭』についてまとめてみた
新海誠監督劇場版4作目『言の葉の庭』は、『君の名は。』を見る前にも、見た前にも抑えておきたい一作。切ない物語と映像美に酔いしれる!!
2023年3月22日更新
▼ インタビューより抜粋
「この作品に取りかかったのがちょうど1年前の今ごろ。雨が降ってきたらカメラを持って急いで外に出て、降り始めから強くなりやがて止むまでを撮影したり、しゃがんで水たまりをじっと見ていたりしていましたね。雨は、気象現象でもありますし、物語の中で使う道具としてはとても便利なんです。過去の作品の中でもなんとなく元気がないシーンで雨を降らせたりしていたんですが、今回はきちんと物語の展開に沿った、さらに踏み込んだビジュアル表現にチャレンジしました」。[出典5]
雨の表現へのこだわりは、かなりのものだったようだ。
▼ インタビューより抜粋
「どしゃ降りの雨と小雨ではコンクリートの地面の様子もだいぶ違うじゃないですか。アニメーションはそれを改めて人の手で描くことで、どういう雨が美しいと思うのか、僕はこんなふうに世界が見えているんだよというのを、作り手が1カット1カット、伝えることができるんです。そして自然と観てくれる人も何か受け取ってくれる、それが絵の力なんだと思います。普段、あまりアニメーションを観ない人にも、今のアニメってこんなに綺麗なの? と単純に思ってもらえれば、それで十分なので、多くの人に観てもらいたいですね」[出典5]
人によって受け取り方は違っていい、という表現に対する寛容さが、この作品の素晴らしさを生んでいるのかもしれない。
▼ インタビューより抜粋
「タカオにとってのユキノ、ユキノにとってのタカオに代わるものが、人によってアニメーションだったり、漫画だったり、小説だったり、映画だったりすると思うんですよね。この作品が誰かのそういうものになってくれたら本望です」。[出典5]
と、人の心拠りところの一つに、この作品がなることを望んでいるようだ。
▼ 公式PRアカウントより(Twitter)
https://twitter.com/shinkai_works/status/617544851358257153