『君の名は。』監督の新海誠の映画作品、全部まとめてみた!
『君の名は。』で話題の新海誠、美しい景色と独特の世界観を表現する彼の映像作品を、自主制作映画時代のから全てまとめてみた。
2016年8月31日更新
劇場作品
雲のむこう、約束の場所 The place promised in our early days
2004年公開。新海誠は、原作・脚本・監督等を担当している。[出典1]
▼ 『雲のむこう、約束の場所』キャッチコピー
あの遠い日に、僕たちは、かなえられない約束をした。[出典2]
▼ 『雲のむこう、約束の場所』あらすじ
日本が南北に分断統治されたもう一つの戦後の世界。青森の少年・藤沢ヒロキと白川タクヤは、同級生の沢渡サユリに憧れていた。そしてもう一つの憧れは、津軽海峡のむこう、ユニオン占領下の北海道にそびえる謎の巨大な「塔」。いつか自分たちの力であの「塔」まで飛ぼうと、廃駅跡で小型飛行機「ヴェラシーラ」を組み立てる二人。サユリも「塔」も、今はまだ手の届かないもの、しかしいつかは触れることが出来るはずのもの──二人の少年はそう信じていた。[出典3]
▼ 『雲のむこう、約束の場所』予告編(YouTube)
秒速5センチメートル a chain of short stories about their distance
2007年公開。新海誠は、原作・脚本・監督等を担当している。[出典4]
▼ 『秒速5センチメートル』キャッチコピー
どれほどの速さで生きれば、きみにまた会えるのか。[出典5]
▼ 『秒速5センチメートル』あらすじ
小学校の卒業と同時に離ればなれになった、遠野貴樹と篠原明里。そのとき、二人の間には二人だけの特別な想いが存在していた。しかし、無情にも時だけが過ぎてゆく……。そんな日々を重ねたある日、ついに貴樹は明里に会いに行くことを決意。訪れた約束の日、チラホラと舞う雪がスピードを増し、辺りを白く包んで行った……。[出典6]
▼ 公式サイトより抜粋
僕の作品としては最も広く知っていただけているものかもしれません。[出典4]
新海誠自身がこう語っている通り、新海誠作品としては、最も知名度の高い作品かもしれない。[出典4]
▼ 作中より抜粋
『ねぇ、秒速5センチなんだって』[出典7]
第一部「桜花抄」の中でのヒロイン・明里のセリフはあまりにも有名だ。
ちなみに、無風状態での桜の花びらの実際の落下速度は、だいたい秒速2メートルだそうだ。[出典8]
▼ 『秒速5センチメートル』予告編(YouTube)
星を追う子ども Children who Chase Lost Voices from Deep Below
2011年公開。新海誠は原作・脚本・監督等を担当している。[出典9]
▼ 『星を追う子ども』キャッチコピー
「それは、“さよなら”を言うための旅。」[出典9]
▼ 『星を追う子ども』あらすじ
ある日、父の形見の鉱石ラジオから聴こえてきた不思議な唄。
その唄を忘れられない少女アスナは、地下世界アガルタから来たという少年シュンに出会う。2人は心を通わせるも、少年は突然姿を消してしまう。「もう一度あの人に会いたい」そう願うアスナの前にシュンと瓜二つの少年シンと、妻との再会を切望しアガルタを探す教師モリサキが現れる。そこに開かれるアガルタへの扉。3人はそれぞれの想いを胸に、伝説の地へ旅に出る―。[出典9]
▼ 『星を追う子ども』予告編(YouTube)
言の葉の庭
2013年公開。新海誠は、原作・脚本・監督等を担当している。[出典10]
▼ 『言の葉の庭』キャッチコピー
“愛”よりも昔、”孤悲”のものがたり。[出典11]
▼ 『言の葉の庭』あらすじ
靴職人を志す15歳の高校生タカオは、雨が降るといつも学校をさぼって公園で靴のスケッチに熱中していた。そんなある日、彼は27歳のユキノと出会い、雨の日だけの再会を繰り返しながらお互いに少しずつ打ち解けていく。タカオは心のよりどころを失ってしまったユキノのために、彼女がもっと歩きたくなるような靴を作ろうと決心する。[出典12]
▼ 『言の葉の庭』公式サイトより引用
梅雨の季節に日本庭園で出会った、靴職人を目指す少年と歩き方を忘れた女性。彼女が少年に残したのは一篇の万葉集。本作の題材は多様で魅力的だ。独自の感性と言葉選びにより、まるで小説を読むような味わいとテーマ性を持った繊細なドラマを、アニメーションでしか為し得ない表現で紡ぎ出す。[出典10]
日本独特の感性や言の葉を、新海誠の映像美で表現している。[出典10]
▼ 『言の葉の庭』予告編(YouTube)
君の名は。 your name.
2016年公開。新海誠は、原作・脚本・監督等を担当している。[出典13]
▼ 『君の名は。』あらすじ
1,000年に1度のすい星来訪が、1か月後に迫る日本。山々に囲まれた田舎町に住む女子高生の三葉は、町長である父の選挙運動や、家系の神社の風習などに鬱屈(うっくつ)していた。それゆえに都会への憧れを強く持っていたが、ある日彼女は自分が都会に暮らしている少年になった夢を見る。夢では東京での生活を楽しみながらも、その不思議な感覚に困惑する三葉。一方、東京在住の男子高校生・瀧も自分が田舎町に生活する少女になった夢を見る。やがて、その奇妙な夢を通じて彼らは引き合うようになっていくが……。[出典14]
▼ 着想のきっかけ
着想のきっかけはいくつかありましたが、ひとつは小野小町の有名な和歌です。
「思ひつつ寝ればや人の見えつらむ 夢と知りせばさめざらましを」
好きなあなたを夢で見た、夢だと分かっていたならば目覚めなかったものを——そういう歌です。[出典15]
『言の葉の庭』と同様に、日本的な作品からの着想だったようだ。[出典15]