自称エヴァ好きの宇多田ヒカル、『劇場版エヴァ』シリーズの主題歌を担当!
自らエヴァ好きを公言する宇多田ヒカルは、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版新劇場版』シリーズ第4部作の主題歌を担当している。 エヴァが好きすぎるあまり(!?)宇多田ヒカルは音楽活動休止中にも楽曲提供!
2023年3月31日更新
2007年から公開が開始された『ヱヴァンゲリヲン新劇場版新劇場版』シリーズ第4部作。
宇多田ヒカルは『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』(2007年)、『エヴァンゲリヲン新劇場版:破』(2009年)、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』(2012年)のそれぞれの劇場版主題歌を担当している。
かねてより「エヴァンゲリオン」好きで知られていた宇多田。
同作主題歌への起用は、主人公・碇シンジへやその親子の愛憎劇への共感といった宇多田自身の作品への強い思い入れを、監督・関係者が知ったことがきっかけだったらしい。
宇多田は2010年からアーティスト活動を休止するが、その間も『エヴァンゲリオン新劇場版: Q』の主題歌はリリースしている。[出典1]
今回はそんな宇多田の手掛けた『ヱヴァンゲリヲン新劇場版新劇場版』シリーズの主題歌を一挙紹介!
「Beautiful World」
シングル「Beautiful World」は2007年に公開された『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』のテーマソングに起用された。
宇多田は同楽曲についてを次のように語っている。
生きる、ってほんと耐え難いものじゃない?
何かそれに耐えうる拠り所っていうか、これがあるから生きていようとか、これがあるから居られるなここに、みたいなものがあるから、「Beautiful World」と言えるっていう。
どんな場所でも、誰か深く想える人がいるとか、存在してるとか、そういうことで、そこが居るに耐えうる場所になるんでしょ、って思って。
(中略) (「Beautiful World」は)やっぱり、エヴァンゲリオンのストーリー、名セリフとか肝のシーンとか、私的になんか胸に来たところからもヒントを得てるっていう意味で、やっぱりエヴァを通して書いたっていう感じ。
(中略)ただテーマ的に考慮したとはいえ、結局エヴァンゲリオンのテーマも、私自身がいつも歌ってるようなことと共通点が多いストーリーだから、私らしさみたいなものは結局あるんだけど。[出典2]
「Beautiful World -PLANiTb Acoustica Mix-」
『エヴァンゲリヲン新劇場版:破』のテーマソング「Beautiful World -PLANiTb Acoustica Mix-」は、前作の映画『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』のテーマソングとなった「Beautiful World」のアコースティックバージョン。
同作は映画の公開初日と同時に配信限定シングルとして発売され、その後CD化された。[出典3]
「桜流し」
2012年に公開された『エヴァンゲリオン新劇場版: Q』のテーマソングに起用されたのは「桜流し」。
当時、宇多田は「人間活動期間」と称した音楽活動休止期間にあったが、映画制作スタッフからの熱烈な要望を受けて楽曲制作に至ったという。
「桜流し」はこの曲は全2作のテーマソングとは異なり、文学的な気品に満ちた命に対する切なく美しいレクイエムに仕上がっている。
CDジャケットをにはヱヴァの主キャラクターデザインを行った貞本義行が書き下ろした宇多田ヒカルのイラストが採用され、ミュージックビデオはカンヌ国際映画祭グランプリ受賞監督である河瀬直美がメガホンをとるなど、豪華な顔ぶれが花を添えた。[出典4]