浅香唯の名曲「セシル」の元ネタはフランソワーズ・サガンの『悲しみよこんにちは』! 大久保佳代子は「セシル暗算」をマスター!?
浅香唯の「セシル」は、フランソワーズ・サガン原作の映画『悲しみよこんにちは』の主人公・セシルに関係していた! お笑い芸人・大久保佳代子は「セシル」を歌いながら暗算する「セシル暗算」をマスター!?
2023年3月30日更新
浅香唯の名曲「セシル」って?
1980年代、中山美穂や工藤静香、南野陽子と共に「アイドル四天王」と称された浅香唯は、1985年に『夏少女』で歌手デビューを果たし、以降『C-Girl』や『セシル』などといった大ヒットを連発した。[出典1]
今回はそんな浅香の「セシル」に着目!
「セシル」は映画の主人公
1988年8月にリリースされた「セシル」の歌詞は次のとおり。[出典2][出典3]
あなたの悲しみ代われるなら
私はこのままそばにいたい
踵を揃えた二人の影
こんなに背の高さ違うの
映画で見たセシルのように嘘は言いたくない
ここで登場する「セシル」とは、フランソワーズ・サガンの『悲しみよこんにちは』の主人公・セシルのことだという。
同楽曲を作詞した麻生圭子は、浅香への数ある提供作の中でも「いちばん気に入っている」のだそうだ。
いじらしさが凝縮されたヒロイン像は、男性ファンにとっても1、2を争う人気曲である。[出典3]
実は斉藤由貴も……
浅香が『セシル』をリリースする2年前、アイドル・斉藤由貴はシングル5作目となる『悲しみよこんにちは』をレコーディングしている。[出典4]
「セシル」は浅香唯の恋愛観
浅香は、「セシル」に関する思い入れを次のように明かしている。
最初に「セシル」を聞いたとき、「C-Girl」で作ったイメージとは全く違っていたので、「大丈夫なんですか?」っていう心配の気持ちの方が大きかったんです。
でも、この「セシル」にはスタッフの並々ならぬ思いが感じられました。
作詞家の麻生圭子さんとは何度も会って話をして、最初は仕事の話しかしていなかったのですが、徐々に恋愛観などの話をするまでに、打ち解けて行ったんです。
その上で麻生さんが、私にいちばん近い形の恋愛の歌を作ってくださったんです。[出典5]
「セシル暗算」とは何ぞや
2016年8月4日に放送された『とんねるずのみなさんのおかげでした』(フジテレビ系)に出演したお笑いコンビ・オアシズの大久保佳代子は、「ムダだけどスゴイ技」として「セシル暗算」を披露。
「セシル」を熱唱しながら同時にスピード暗算をするという「セシル暗算」で17個の3桁の数のたし算の暗算に挑戦した大久保は見事正解していた。[出典6]