2019年11月29日更新
難病乗り越えた芳根京子がヒロインの新朝ドラ『べっぴんさん』、見どころはこれだ!
幼少期の難病を乗り越え、見事に朝ドラ『べっぴんさん』のヒロインの座を勝ち取った芳根京子。菅野美穂ら豪華キャスト陣で贈る『べっぴんさん』の見どころとは?
種類 | テレビ番組 |
開始日 | 2016年10月3日 |
終了日 | 2017年4月1日 |
『べっぴんさん』ってどんな話?
新朝ドラ『べっぴんさん』(NHK)は、2016年10月3日から放送開始されるNHK連続テレビ小説第95作目である。[出典1]
ヒロインのすみれ役は若干19歳の女優・芳根京子が務め、すみれの母役には菅野美穂、幼馴染役には高良健吾ら、NHK連続テレビ小説にふさわしい豪華キャスト陣が集結した。[出典2]
『べっぴんさん』のあらすじ
昭和のはじめに神戸の山の手で生まれたヒロイン・芳根京子演じるすみれは、早くに亡くなった母から教えられた刺繍や手芸が大好きな女の子だった。
そんなすみれは会社を経営していた父、活発な姉のもとで何不自由なく育ち、19歳で結婚、ほどなく娘を授かる。
順風満帆に思われた人生だったが、戦争で一変する。
夫は出征し、家は焼け、戦争が終わると財産は没収。
そんなとき、幼い娘のために手作りした小物を見た人から「それを売ったらいいんじゃないか」と言われたことがきっかけで、すみれは生きていくために子供服作りを始める。
そんなすみれの周りには、様々な事情を抱えた女性たちが集まり、働いたことなど無い女同士で悪戦苦闘しながら、気づけば会社を起こし、子供服作りにのめり込んでいく。[出典3]
戦後の焼け跡の中、娘のため、女性のために、子ども服作りに邁進する姿を描いた物語である。[出典4]
『べっぴんさん』の主なキャスト
ヒロインの芳根京子らをはじめ、『べっぴんさん』の主なキャストは次のとおりである。
俳優名 | 役名 | 特徴 |
芳根京子 | 坂東すみれ | 会社経営者の父と優しい母、快活な姉のいる裕福な坂東家の次女として生まれる。刺繍や縫い物が大好きで、一度始めると周りが見えなくなってしまうほどの集中力を発揮する。頭の中でイメージを膨らませていることもしばしばで、はた目からはポーッとしているように見えるが、自分がこれだと決めたことは何があってもやり遂げ、考えを譲らない芯の強さも持ち合わせている。 |
蓮佛美沙子 | 坂東ゆり | すみれの3歳上の姉。成績優秀かつピアノや運動も得意で、自分の考えをはっきりと言葉にできる強さを持つ。子供の頃から経営者の家の跡取り娘として将来を考えている。自分に大きな自信を持っていたが、戦争が起こり、自分のやりたかったことができなくなる中、女性としての自分の生き方を模索していくようになる。 |
菅野美穂 | 坂東はな | すみれとゆりの母。体は弱いが、強い芯を持った明るい女性。五十八と結婚し、夫が大阪で商売を始めると、近江から品を送り、「坂東営業部」の礎を築いた。 |
生瀬勝久 | 坂東五十八 | すみれとゆりの父。布の売買をなりわいとする近江商人の家の次男として生まれる。天性の商才があったため、父から事業の一部を受け継ぎ、商売を始めてすぐに、大きな利益をあげるようになったが、傾いた本家を助けるために得意先を泣く泣く長男に譲る。 |
高良健吾 | 野上潔 | 「坂東営業部」の取締役・野上正蔵のひとり息子ですみれの幼なじみ。幼いころから豪快で頼れる兄貴的存在。強いだけでなく、優しさも持ち、人の気持ちを理解することができる。 |
名倉潤 | 野上正蔵 | 「坂東営業部」の取締役で五十八が最も頼りにする存在。潔の父。実直で頭の回転が速く、数字に強い。 |
中村玉緒 | 坂東トク子 | 五十八の母で、すみれとゆりの祖母。度量が大きく、優しい。跡継ぎである長男を大切にする慣習により、兄に得意先を譲って故郷を離れた次男・五十八には、助けてやれなかったという負い目がある。 |
永山絢斗 | 田中紀夫 | すみれの幼なじみ。後にすみれと結婚して坂東家に婿入りし、坂東営業部に入社する。無口で何を考えているのかわからないところもあるが、心の中ではすみれや家族を強く想っている優しい青年。 |
▼『べっぴんさん』で主演を務める芳根京子
主題歌はMr.Chirdren
『べっぴんさん』の主題歌は、日本を代表する超人気バンド・Mr.Childrenが担当する。
Mr.Childrenの『ヒカリノアトリエ』が『べっぴんさん』の主題歌に抜擢されたが、NHKの堀之内礼二郎プロデューサーは、ドラマのタイトルにちなみ、このドラマを「最高の『べっぴん』にする」という使命を果たすためのアーティストとしてMr.Childrenに主題歌を依頼したと説明した。
オファーを受けた桜井和寿(Vo, G)は
『べっぴんさん』との出会いが、僕らにまっすぐな希望の歌を与えてくれました。ひたむきな物語にそっと寄り添えるような曲でありたいと、強く願っています[出典5]
とコメントしており、ファンからも期待が高まっている。[出典5]
脚本は羽鳥慎一の妻・渡辺千穂氏
『べっぴんさん』の脚本は、フリーアナウンサー・羽鳥慎一の妻で、ドラマ『名前をなくした女神』『サキ』『ファースト・クラス』など、家族、青春、恋愛、悪女ものなど幅広いジャンルを執筆する渡辺千穂が担当する。
今作は、実在の人物をモデルとしているが、「激動の時代を生きた女性たちの人生の物語」として再構成されたという。
渡辺千穂は、
すみれたちが戦争で失ったものの大きさは計り知れません。ですが、その時代を生きたからこそ、生まれたものもあります[出典6]
強くならざるを得なかった時代に、自分たちの価値観を曲げずにしなやかに生きたヒロインたち。彼女たちの人生を原稿に重ねるとともに、初めての経験を通しての自分の心の変化に耳を傾けながら、私も人生を重ねてゆきたい。そんな思いで駆け抜けたいと思っています[出典6]
と語っており、期待感を高まらせている。
また、タイトルである『べっぴん』については、
今日では“美しい女性”を表す意味で用いられていますが、江戸時代には“別品”と記し、“特別によい品物”を表す言葉。
今回、ヒロインが真摯に作り上げる子供服は、それを着せる母親、着る子供にとって、この上ない愛情に包まれた“別品”にほかなりません。
また、生き方の美しいヒロインの姿はまさに『べっぴん』です。そんな思いを『べっぴんさん』というタイトルに込めました[出典6]
と脚本家ならではの言葉で表現している。[出典6]
10月3日から放送開始!
芳根京子はじめ豪華キャスト陣で贈る温かな物語となった『べっぴんさん』。
新朝ドラは2016年10月3日から放送開始となる。