映画監督・松本人志の作品"本当の評価"を考察。シネマ坊主の実力とは?
松本人志が監督した映画は賛否が分かれる。本記事では松本人志映画の特徴や興行収入、国内外の評価などをまとめてみた。松本人志監督の映画『大日本人』『しんぼる』『さや侍』『R100』のストーリー紹介も!
2022年12月27日更新
映画監督・松本人志の評判は?
https://twitter.com/matsu_bouzu/status/537795519976726528
お笑い芸人としては天才の名を欲しいままにした松本人志だが、映画監督としての評判は賛否両論だ。[出典1][出典2]
笑いが空回りしている、何を伝えたいのか分からないなどの辛辣な意見も見られるが、本当に松本人志は映画作りの才能がないのだろうか。[出典1]
本記事では興行収入や受賞歴など、事実をベースに検証していく。
松本人志の映画、興行収入は?
松本人志の初監督映画『大日本人』の、公開2日間での興行収入は2億円台。[出典3]
日本映画制作者連盟が発表した2007年度の興行収入ランキングでは第27位に輝いた。[出典4]
だがそこからは右肩下がりで、4作目となる映画『R100』の公開2日間での興行収入はなんと5282万円。大コケとの声も挙がってしまった。[出典3]
国内では酷評、海外では絶賛?
国内では映画作りの才能がないとまで報じられたこともある松本人志の映画だが、海外の反応はどうなのだろうか。[出典1]
松本人志の映画、国内の評価
作家の中村うさぎ氏は、松本人志の映画デビュー作『大日本人』を酷評した。[出典5]
その主張はというと、[出典5]
ビックリするほど面白くなかったよね。意味わかんなかった[出典5]
というもの。いわゆる「ベタ」とはかけ離れた作風が受けなかったのかもしれない。[出典5]
また松本人志監督の映画は、蛇いちご賞(「スポーツ報知」が選出する、その年の最低映画を決める賞)になんと3作連続で輝いてしまった。[出典1]
受賞の内訳は次の通り。[出典1]
松本人志の映画、海外の評価
松本人志の映画『R100』が第38回トロント国際映画祭で上映された際、現地での評価は絶賛と酷評の2つに割れた。
現地の雑誌『Exclaim』が10段階評価のうち8を付け称賛した一方、『トロント・スター』紙は59作品中最低評価を付けたのである。[出典6]
ちなみに同時上映された園子温監督の映画『地獄でなぜ悪い』は『R100』を破り、見事観客賞に輝いた。[出典7]
松本人志の映画、ビートたけしの評価は?
ビートたけしの評価も厳しいものだった。松本人志の映画『R100』に対し、[出典8]
オレも4本目の『ソナチネ』は日本で大コケしたけど、松本は海外でも評価されてないのがキツイ[出典8]
と自身の見解を述べた。[出典8]